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旬の園芸レッスン
2018.10.16

シンボルツリーQ&A

シンボルツリーQ&A

これまでに花ごころにお寄せいただいたシンボルツリーに関する疑問にお答えします。


今年の夏は猛暑で晴天が続いたせいか、わが家のシンボルツリーでもあるハナミズキが少し弱ってしまったようです。地植えでも水やりは必要なのでしょうか?

 

草花と違って地植えの樹木の場合は、植え付けてしまえば、あとは雨を待つだけで、水やりは不要!と思っていませんか?でも、それは大間違い!植え付けてからしばらくの間(半年程度)は、樹木は根付いていない不安定な状態なので、雨の日以外は土の乾き具合を見ながらたっぷりと水やりをしてください。

また、樹木が根付いた後でも、今年の夏のように、酷暑続きで、雨が降らない場合は、水やりが必要です。ハナミズキのように少し乾燥に弱い樹木の場合は、特に注意!但し、むやみに水やりをし過ぎると、樹木本来のパワーが落ちてしまうので、気候や樹木の状態を見ながら行いましょう。また、乾燥防止には、バークやウッドチップなどでマルチングするのもオススメ。土表面からの水分の蒸発を抑え、夏場の高温乾燥から樹木の根を守るのに効果的です。


アオダモをシンボルツリーとして育てています。落葉した後、剪定を行うつもりですが、注意すべきことはありますか?

 

アオダモをはじめ、シンボルツリーとして最近人気の樹木の多くは、ふわっとしたナチュラルな樹形を楽しむものが多いので、昔のマツの剪定のようにバシッと強い剪定を行うと、樹形が崩れ、かえって不格好になってしまいます。生長速度や樹種によっても多少違いはありますが、2Pで紹介しているような比較的生長が遅くて中木程度に保ちやすく、自然樹形を楽しみたい樹種については、樹形を整える程度の枝透かしと切り戻しを行います。決して強剪定は行わず、数年かけて理想の樹形に近づけるつもりで、少しずつ剪定をするようにしましょう。


新築の建売住宅を購入し、いざシンボルツリーを植えようと思い、植え穴を掘ってみると、瓦礫が埋まっていました。新築なのにこんな庭土だったなんて、大変ショックです。どうしたらいい?

 

分譲地や分譲住宅では、土壌にまで費用をかけられるケースは稀かもしれません。瓦礫、レンガやアスファルトの破片、ゴミなどが土に混ざっている場合、植物の生長に向かない土である可能性が高いと思います。かといって、土を総入れ替えするのも大変!そんな場合は、樹木を植える場所だけでも土壌改良をしましょう。これから長い付き合いになる樹木だからこそ、後々変更することができないので、最初が肝心!日当りや風当たりなどを考えて植え付け場所を慎重に決めるのも大切ですが、「根の住まい」となる土壌も、良い状態に準備しておきましょう。できるだけ深く植え穴を掘り、瓦礫やゴミを取り除いて耕した上で、元の土に土壌改良材を混ぜるだけでも効果的です。また、瓦礫とまではいかなくても、水はけが悪い粘土質の土は、樹木の生長に向きません。排水性の良い土を混ぜたり、排水溝を作るなどの改良をしましょう。


『果樹花木の土壌改良材』


排水性を高め根張りを良くする木炭と乳酸菌、土を根本から良くする腐植を多く含んだ土壌改良材です。シンボルツリーの植え付け前の土壌改良にも最適。

『水はけが悪い土に混ぜ込むAQピート』


地力を高めるabコンポを配合。粘土質な土壌など、水はけが悪い土に混ぜ込むと、複数の有機質素材の働きで、土を柔らかくし、排水性を良くします。

編集後記

最近家を購入した友人に「庭に木を植えたいけれど、何が良いと思う?」と尋ねられましたが、樹木ついてはあまり知識がなく、きちんと答えてあげることができませんでした。そんなことから思い付いたのがこの企画。おしゃれなイメージだけではなく、都会の庭で無理なく育てられる品種をご紹介できれば、同じように迷っている方に喜んでいただけるのではないかと…。今回お話を伺った千代田農園さんでは、実際に植えられた樹木を見ながら特徴を教えていただき、写真などではなかなかイメージするのが難しい「木の大きさ」についても知ることができました。そして、プロおすすめとして選んでいただいたのがこの「中木」の数々です。ぜひ、シンボルツリー選びにお役立てください。(菅原)


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