果樹を育てるのは、野菜や花を育てるよりハードルが高い?—— いいえ、そんなことはありません。鉢植えなら気楽に始められるし、自分に合った育てやすい果樹を選べば、ビギナーさんでも存分に、もぎたての完熟フルーツを楽しめます!
果樹を鉢植えで育てるメリットは、たくさんあります。例えば、根が伸びる範囲は鉢の中だけ、と限られるので、樹勢が抑えられ「コンパクトな木になる」という点。季節の変化に応じて「移動ができる」ので、様々な場所や気候に対応できます。また、根や枝葉の生長が抑えられる分、花や果実に回る養分が増え、「実つきが良くなる」ことも。さらに、鉢植えは地植えよりも「最初の実付きまでの年数が短くなる」傾向にあります。
では、はじめて育てる果樹は、何を基準に選べばいいのでしょうか?好物のフルーツを選ぶのはもちろんですが、それ以外にも、性質を見極めて、ライフスタイルに適したフルーツを選ぶことも大切です。例えば、果樹には苗木を2本以上育てないと実つきが悪いものもあるけれど、スペースが狭い場合は、1本でも実つきが良いものを選ぶのがイイですよね。また、観賞価値が高いもの、できるだけたくさん実がなるものがイイなど、条件や希望にあった果樹を選ぶようにしましょう。