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旬の園芸レッスン
2018.10.08

大き過ぎず、小さ過ぎず 中木のシンボルツリーが欲しい!

大き過ぎず、小さ過ぎず 中木のシンボルツリーが欲しい!

「そこそこ大きくなって欲しいけど、あまり大きくなっても困る…」シンボルツリーを選ぶ際に、みなさんが最も心配するのが、樹木のサイズの問題。でも、実際は何をどう選べばいいのかわからない…そんな人のために、中ぐらいのサイズに維持しやすい樹種の紹介とともに、シンボルツリー選びに役立つ情報を、樹木のプロのアドバイスとともにお伝えします。


未来を見据えた セレクトが大事!  シンボルツリーとは、その名の通り「家のシンボルとなる樹木」のこと。庭のデザインの中心になる樹木だったり、家の外観の見栄えを良くするために玄関先に植える樹木だったり、シンボルツリーの取り入れ方は様々。最近の新築の家では、最初からシンボルツリーを植えることを前提に設計されることも多いようです。確かに、玄関先に1本の樹木があるだけで、家の外観は劇的に変化しますよね。
 ここ数年、シンボルツリーとして圧倒的人気を博している樹木が、シマトネリコ。常緑で育てやすく、ナチュラルな樹形などが人気の理由ですが、実は…生長スピードが早く、大きくなり過ぎて困った!という声も多いのです。シマトネリコは放っておけば10m以上に達することも!そう、植え付けたばかりの2mぐらいの大きさは、まだまだ子供の段階なのです。他に、オシャレな印象で人気のオリーブや、花の美しいミモザも生長が早く、植えたのはイイけれど、想像以上の大きさになって手に負えなくなることも…。イメージ先行ではなく、将来的にどのくらいの大きさになるのか?生長を見越したセレクトをするのがシンボルツリー選びで最も重要なポイントです。


他にもある! 樹種選びの チェックポイント 落葉か常緑かも大切なポイント。常緑樹は一年中緑があって冬でも寂しくならないし、家の目隠しにもできるなどのメリットが。逆に落葉樹は、秋の紅葉や冬の落葉など、四季の変化が楽しめるのが魅力。また、落葉樹の場合、落ち葉の掃除はきちんとできるのか?なども考えておきましょう。
  また、樹木のタイプには、幹が根元近くから分岐して総状になっている「株立ち」と、幹が根元で分岐せずに1本になっている「単幹」があります。この株立ちか、単幹か?という点も、見た目のイメージを大きく左右します。日本の住宅事情では、シンボルツリーは1本だけというケースが多いせいか、ここ数年は自然の趣が強い株立ちに人気が集中していたけれど、最近は単幹の人気も上昇中なんだとか。
 「わが家の顔」として、長いお付き合いになるシンボルツリーだからこそ、計画性を持って自分好みのものを慎重に選びたいですよね。


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