春スタート、人気のオリーブ

オリーブ人気が続いてます

お家の玄関先に、庭に、ベランダに、オリーブが人気です。
オリーブは、地中海原産の「常緑高木（じょうりょくこうぼく）」で、
一年中、細長いシルバー色の美しい葉をつけるのが魅力です。

オリーブの木

鉢植えにする方が多いですが、庭に植え付けると2～5ｍほどの高さにまで成長します。
日当たりと風通しの良い場所で、マイナス10℃を下回らなければ、戸外で育てられます。

品種選びは慎重に！

植えつけの適期は3月、4月ですが、鉢植えなら年中できます。
まずは、品種選びから。
特に、スペースが限られている場合や実を付けたい場合は、慎重に選びましょう。

というのも、オリーブは、ほとんどの品種が１本では実をつけにくく、2本でも同じ品種同士では受粉しにくい植物です。実を付けたい場合は、違う品種を近くに置かなければいけません。

株元がぐらつかず、枝分かれをしていて、葉の色艶が良い苗木を選びましょう。

品種選びは、以下を参考に。
・狭いスペースには　…背の高くならない「マンザニロ」
・初心者には　…1本でも実を付けやすい「ルッカ」「アルベキーナ」
・実をたくさん付けたい　…花粉の多い「ネバディロ・ブランコ」と「コロネイキ」を一緒に

代表的な品種


ルッカ育てやすく、小ぶりな実をたわわにつける。生育旺盛で1本でも比較的実がつきやすい。オリーブらしい樹冠を楽しめる。	アルベキーナ 1本でも実をつけやすく、1～2グラムの小さな実をたくさんつける。コンパクトな樹形で鉢植えにぴったり。	ネバディロ・ブランコ耐寒性があり、枝葉が茂りやすい。花粉が多いので、他の品種に受粉させるための木としても重宝する。	ミッション耐寒性があり、スリムな樹形なので鉢植えにしてベランダでも楽しめる。先が尖った果実はかわいらしいハートのような形にも。

マンザニロ育てやすくて実付も良い、世界中で最も栽培されている人気品種。小さなリンゴのような丸い実をつける。	シプレッシーノ耐風性があるので、風の強い場所に向く。スリムな樹形で、若いうちから実がなりやすい。	フラントイオイタリアのトスカーナ地方で主に栽培されている品種で、果実は高品質のオイルがとれる。生育旺盛で、枝葉を広く伸ばす。	ピクアル 1本でも実がつきやすく、生育旺盛。果実は完熟すると光沢のある黒色になり、質の高いオイルがとれる。

「オリーブの土」「オリーブの肥料」も一緒に

苗木を決めたら、好みの鉢と「オリーブの土」「オリーブの肥料」も購入しましょう。
どちらも、オーガニック志向の方にピッタリ。

「オリーブの土」は、赤玉土などの鉱物質を適度に含み、根をしっかり支え固定できる土になっています。オリーブが大好きな、カルシウム成分を豊富に配合してあるのも特長。
さらに、ヤシの実から採れる短い繊維質のココナッツファイバーを配合し、保水性と排水性をバランス良く設計しています。

オリーブ植えつけ

オリーブの植えつけ、植替え方法

1）根鉢はできるだけ崩さない。ただし、根がグルグルに固まっている場合は、下の方を3分の1ほど崩す。
2）鉢底石を2～3㎝ほど入れ、「オリーブの土」を入れて植え付ける。棒などで突いて、根の周りにも土がしっかり入るようにする。
3）鉢底から水が流れ出るまで、たっぷりと水やりをする。根付くまでの2週間程度は日陰で管理する。
4）根付いたら日当たりが良く、強い風が防げる場所に移す。オリーブは根張りが浅く強風で倒れることもあるので、支柱を添えておくと安全。