アンスリウムの美しさをキープするコツ
ある程度の乾燥には耐えますが、土の過湿は大嫌いです。『アンスリウムの土』の場合、適度な水分を保つので、水やりは土の表面が乾くのを待ってから、鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えます。受皿に溜まった水は、土を乾きにくくするので、必ず捨てましょう。アンスリウムは土の過湿が嫌いな反面、空気中の湿度が高いのを好むので、時々霧吹きなどで葉水を与えると効果的です。また、生長が弱まる冬は、土の乾きも遅くなります。水やりを控えめにして、過湿にならないように注意しましょう。
直射日光を避け、レースのカーテン越しの光が当たる程度の明るい室内が最適です(室内の暗い場所では、花が咲きにくくなるので注意)。寒さに弱く、最低温度が10℃は必要なので、冬は室内のできるだけ暖かい場所に移動しましょう(窓際の冷え込みに注意)。エアコンで室内が乾燥する場合は、加湿器などで空気中の湿度を保つと良いでしょう。
5~10月の生長期に、追肥として緩効性化成肥料(『IBのチカラ グリーンそだちEX』など)を1カ月に1回のペースで与えると、花付きも良くなり効果的です。植え替えをした場合の追肥は、1週間経ってから行いましょう。
花は春から秋まで長く楽しめますが、いつまでも咲かせておくと、次の花が咲きにくくなります。花色が褪せてきたら、早めに元から切り取りましょう。
数年経つと、下葉が落ち、茎が立ち上がって不恰好になることがあります。そんな時は仕立て直して、美しい姿を取り戻しましょう。仕立て直しの適期は、気温が20℃以上になる5月中旬~7月上旬。以下の手順で行います。仕立て直し後の水やりは、土の表面がしっかりと乾くのを待って与えます。その代わり毎日葉水を与え、湿度を高めてやります。元気な新葉が出てきたら、仕立て直し成功です!
① 地上部に出ている根をできるだけ多くつけて切り戻す。
※残った株はそのままにしておいても、子株が生長してまた楽しめる。
② 植え替えと同じように、切り取った部分を『アンスリウムの土』に挿す。
『きれいな鉢底石』
吸収効果が高いゼオライト配合で水腐れを防止。過湿が苦手なアンスリウムの植え替えにも必需品。
『IBのチカラ グリーンそだちEX』
室内でも清潔に使える無臭の化成肥料。リン酸成分がアンスリウムの花付きをアップ。
『コンテナガード(ホワイトストーン)』
鉢土に敷き詰めれば、明るく白いストーンが、アンスリウムの美しさを一層引き立てます。