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ホーム花ごころメディア旬の園芸レッスン野菜づくりに、 ときめきを!タネまき チャレンジ。
旬の園芸レッスン
2020.09.22

野菜づくりに、 ときめきを!タネまき   チャレンジ。

ますます人気の家庭菜園ですが、みなさんは野菜をタネから育てたことがありますか?苗からではなくタネから育てるメリットは、「コストが抑えられる」「農薬の心配がいらない」「珍しい品種を育てられる」など、いろいろ。でも、何と言っても、あの小さなタネが芽生え、どんどん育っていく過程を見つめるドキドキ感とワクワク感!これが最大の魅力かもしれません。

なんでそんなに硬いのよ? 微細だったり、カラフルだったり、トゲトゲだったり…タネにはいろんな個性があります。子供の頃に経験したアサガオのタネまき。あのタネの硬かったこと!紙ヤスリで削ってからまいた記憶、ありませんか?アサガオの他、オクラやホウレンソウなど、硬い皮をもつタネを硬実種子といいますが、そんなに硬い皮で覆われていたら、さぞ芽は出にくいだろうと思いますよね。確かにその通りですが、植物にしてみれば、それが狙いなんです。タネの最大の役割は、子孫を残すために、風や動物の力を借りて広く分布すること。暑さや寒さ、乾燥などを耐え抜き、自分にとって好適な環境にたどり着いた時に初めて、発芽の準備をするのです。適さない環境なのに簡単に発芽してしまえば、健全には育たず子孫も残せません。また、動物に食べられても、硬い皮があれば、消化されず糞と一緒に排出されます。つまり、硬い皮はタネを劣悪な環境から守り抜くための防護服なのです。

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市販のタネと 野生のタネ、どこが違う?
 タネには硬実種子のように一癖も二癖もあるものがいっぱい!そもそも野生のタネは、未来永劫子孫を残していくのが目的。そのためには、できるだけ広い範囲に分布し、生育のスピードもバラバラの方が、絶滅の危機を逃れるためには都合がイイのです。中には外敵から身を守るために、苦かったり、辛かったり、有毒物質まで含むものも!でも、私たちが使う市販のタネは、野生のタネとは違います。種苗会社さんが技術を駆使して、人間が育てやすいように、様々な加工処理を施してくれています。例えば、微細でつまみにくいタネをコーティングしてまきやすくした「ペレット種子」、硬い皮や鋭いトゲなどを取り除いた「剥皮種子」、消毒されたタネを誤って口に入れないように色付けした「カラーシード」など…。また、形態だけでなく、味や栄養分をアップする技術も進んでいます。但し、市販のタネで育てた野菜から採取したタネは、当然加工処理されていないので、初回と同様に育てられるわけではないので注意しましょう。

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