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みんなの花咲ライフ
2016.10.01

▼ みんなに聞いた『印象的なつる性植物の風景&演出のコツ』

花ごころ 花咲ライフ127 つる性植物の楽しみ方

ここでは、みなさんが見かけた印象的なつる性植物のある風景をはじめ、つる性植物の管理のコツなどをご紹介します。

ヨーロッパで見かけるフジの壁面仕立て

女性マーク「ヨーロッパの古い町並みの石造りの壁面に誘引されていた藤が印象的だった」(千葉県/よたきん様)

hanagokoro日本ではフジは棚仕立てにすることが多く、各地に藤棚の名所もありますよね。でも“よたきん様”のおっしゃるように、ヨーロッパでは、壁面に広く這わせる仕立て方が一般的です。但し、フジはナツヅタやアイビーのように勝手に壁面に吸い付いてくれる吸着根を持たず、茎自体を何かに絡ませてよじのぼっていくタイプなので、丈夫なワイヤーなどで支柱を作ってあげる必要があります。フジの花で覆われたヨーロッパの素敵なお家を見ると、真似したくなりますよね。

やっぱり素敵!アサガオのグリーンカーテン

女性マーク「通勤途中に立派な朝顔のグリーンカーテンが見えます。大きくなりすぎて屋根の上まで朝顔で覆われていたり…爽やかな青色が夏の暑い朝の癒しです」(香川県/ひろりん様)

hanagokoro花ごころ 花咲ライフ127 つる性植物の楽しみ方アサガオと言えば、日本の夏の風物詩。昔ながらの行灯仕立ても風流ですが、グリーンカーテンにするのも相変わらずの人気です。但し、アサガオは品種によってつるの伸び方が違います。グリーンカーテンにするなら、何メートルもつるを伸ばす生育旺盛なタイプが向いています。日本のアサガオは背丈があまり伸びないタイプが多いので、グリーンカーテンにするなら西洋アサガオや宿根アサガオがオススメです。それにしても“ひろりん様”が見かけた屋根までアサガオに覆われたお家、よほどアサガオが伸び伸びと育つ環境だったのでしょうね。夏の日差しを和らげてくれるグリーンカーテンには、お馴染みのゴーヤの他、ヘチマやフウセンカズラなども人気です。

甲子園の代名詞「ツタ」はどうなった?

女性マーク「甲子園球場の立派なツタが大好きでした。もうないですよね…」(香川県/ねずみん様)

hanagokoroつる性植物の印象的な演出と言えば、甲子園球場の外壁を覆うツタをあげる人もたくさんいらっしゃいます。少し調べてみると、甲子園が完成したのは1924年(大正13年)、その年にツタも植栽されたそうで、長い年月をかけてツタで覆われたあの印象的な外観ができあがったようです。ただ“ねずみん様”のおっしゃる通り、このツタは、2006年リニューアル工事に伴い伐採されてしまいました。でもご安心あれ!取り払われたツタは、その苗木を全国の高校が持ち帰って育て、2008年から『ツタの里帰り』として、リニューアル後の甲子園に再び植えられました。そして現在では、かなりツタも生長しているそうですよ。

つるバラの選び方のポイントは?

女性マーク「オベリスクにバラを植えています。スペースがいらないのと、立体的に育つので花がよく咲きます」(富山県/mayuken様)

女性マーク「つる性の薔薇をいくつか用意して、カラフルなアーチを作ってみたいです」(神奈川県/由実様)

hanagokoro花ごころ 花咲ライフ127 つる性植物の楽しみ方今回のアンケートでは、「今後育ててみたいつる性植物」あるいは「オススメのつる性植物」として圧倒的に人気だったのは、やはり「バラ」でした。バラの品種選びで大切なのは、まず、どこでどんな仕立て方で育てるのかを決めること。そしてその品種がどんな樹形で、どのくらいの大きさになるのかを調べておきましょう。例えば、大きな壁面に這わせたり、大きなパーゴラに仕立てたいなら、枝が5メートル以上伸びるクライマー(つる性)、オベリスクやアーチに誘引して楽しむなら、ブッシュタイプ(木立性)とクライマーの中間ぐらいのショートクライマー(半つる性)が向いています。“mayuken様”のおっしゃるようにオベリスクやトレリス仕立てなら、比較的小さなスペースでも楽しめるので、ベランダなどでも楽しめますよ。

つる植物の女王・クレマチスの剪定

女性マーク「クレマチスのプリンセスダイアナを育てていますが、オベリスクに絡ませているのですが、仕事で忙しく毎年誘引に失敗してしまいます。気がついたら蔓が絡まっていて、きれいに誘引できない状態になってしまいました」(北海道/さなちー様)

女性マーク花ごころ 花咲ライフ127 つる性植物の楽しみ方「室外機にツルが絡まってしまい、取るのに大変になってしまったことがあります」(埼玉県/ありんこ様)

hanagokoro「つる植物の女王」と言われるクレマチスも、花の美しさから今回のアンケートでも、つるバラと並ぶほどの人気でした。つる性植物のほとんどは剪定が不可欠で、クレマチスも花後の剪定は欠かせません。剪定することによって枝数が増え、下から葉が繁ってボリュームのある株になります。もしそのまま放っておくと、タネができて生長が鈍るうえ、“さなちー様”のように、いろんな場所から新芽が伸びて絡み合い、手が付けられなくなることも…。クレマチスにはいろいろな品種がありますが、花芽の付き方によって「旧枝咲き」「新枝咲き」「新旧枝咲き」の3タイプが分かれ、剪定の方法もタイプ別に異なります。育てているクレマチスがどんなタイプで、どんな剪定が必要なのかをきちんと把握すれば、それほど難しい作業ではないので、忘れずに行ってくださいね。

こまめな誘引で美しいカーテンに

女性マーク「去年は朝顔を育てていたのですが、うまくネットに誘引出来なくて、隣の植木鉢に絡まってしまいました」(愛知県/セーレム様)

男性マーク「伸びてくる蔓の先端部分をひもなどで縛って誘引し、グリーンカーテン全体ができるだけ均一になるようにしています」(埼玉県/TAD様)

女性マーク「竹と麻紐を使ってグリーンカーテンを作ってます。植物が成長するまでの間のちょっと淋しい期間もオシャレでおすすめです」(宮城県/わたなべゆり様)

hanagokoroつる性植物で一番苦労する作業は「誘引」と答えた人が最も多く、特にグリーンカーテンにする場合、隙間なくつるを誘引するのが難しいという声も多く聞かれました。アサガオの場合、つるが50cmほど伸びたら、園芸用テープなどでネットに這わせていきます。根元から次々と出るつるは切らずに、扇状になるように、上方向へ誘引していきます。また、ネットではなくビニールひもに誘引する場合は、巻く方向にも注意!イラストのように、上から見て反時計回り(左巻き)になるように巻きましょう。逆に巻くと、すぐにほどけてしまいます。アサガオやゴーヤは、一晩でグングンつるを伸ばすので、こまめな誘引が美しいグリーンカーテンに仕上げるコツです。でも、“わたなべゆり様”のように、竹と麻ひもで作った見た目がオシャレなネットなら、植物が生長するまではもちろん、多少スカスカになっても、意外と味わい深いかもしれませんね。

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