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みんなの花咲ライフ
2014.08.01

みんなに聞いた『観葉植物のお悩み』

花ごころ 花咲ライフ114 観葉植物 「わが家の観葉植物事情&管理の実態」

下の2つグラフは、みなさんが育てやすいと感じた観葉植物と、逆に育てにくいと感じた観葉植物のBEST5です。この結果、みなさんはどう思いますか?何はともあれ、インテリアグリーンとも言われ、お部屋のイメージを作る大切な要素になるだけに、観葉植物は元気で美しい姿をキープしたいですよね。ここではみなさんの疑問や悩みにお答えしましょう。

花ごころ 花咲ライフ114 観葉植物

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冬に枯らすことが多いのはなぜ?

女性マーク「冬に室内なら安心と思い、枯らしてしまうことが多いです」(埼玉県/ありんこ様)

男性マーク「10年以上育てていたサンスベリアを、冬に寒い部屋に置いて枯らしてしまった」(福島県/ゆうごじゅう様)

hanagokoro観葉植物のほとんどが熱帯・亜熱帯地域の出身だから、日本の冬の寒さは苦手です。日本の住宅環境なら、冬でも暖かい室内に置いておけば安心だろうと思いがち。確かに、エアコンを使っていれば気温についてはそれほど気を配らなくても大丈夫だったりしますが、問題は湿度なんです。自生地のジャングルは、常時100%近い湿度があるほどなので、エアコンで乾燥した部屋では元気に過ごすことはできません。エアコンの風が直接当たらない場所に移動したり、たまには葉水を行うようにしましょう。また、水やりにも注意が必要です。冬は活動を休止している状態なので、水やりは控えめにし、鉢土が乾いてから、さらに何日か待ってからやります。また、寒さに弱いものはさらに水やり回数を減らすのがポイント。サンセベリアは気温が10℃以下になってから水を与えると、葉の元の方が腐ってしまいます。冬場は一切水を与えなくても大丈夫なほどです。“ゆうごじゅう様”のように、室内だからと安心せず、室温を見ながら水やりを調整するようにしましょう。それにしても、10年以上育てていたのに、残念ですね。

下葉が落ちて、ヒョロヒョロと不安定に

男性マーク「ゴムの木の下葉が落ちてしまいます」(愛知県/中川富士彦様)
男性マーク「ゴムノキが高くなり過ぎて、風などで倒れやすくなった」(愛知県/みそかつ様)

hanagokoro光が少ない場所に置くと、徒長してヒョロヒョロと背が高くなりやすいので、明るい場所でしっかりした株に育てることが大切。また、下葉が落ちるのは、花ごころ 花咲ライフ114 観葉植物 ゴムノキ 切り戻し根詰まりが原因という可能性大です。何年も植え替えをしていなかったり、鉢底の穴から根が出ていたら、植え替えをしてみてください。とはいえ、ゴムノキの他、ディフェンバキア、クロトンなど、茎が上に伸びる観葉植物は、生長するにつれ下葉が落ちてくるのは、ある程度仕方ないことなんです。でも、茎が伸び過ぎて、下の方はスカスカ、上部にしか葉がない状態ではちょっと見映えが悪いですよね。そんな時は思い切って、切り戻しをして側枝を伸ばすようにしましょう。そうすれば1年ぐらいでボリュームのある株に生長します。切り取った枝は挿し木にしてもOKです!切り戻しや挿し木は、5月から梅雨明けまでに行いましょう。

ネフロレピスの葉がチリチリに…

女性マーク「ネフロレピス(タマシダ)をプレゼントされたり、涼しげなので自身もよく購入するが、葉が密集して生えているので株元が蒸れて、チリチリに葉を枯らしてしまう。リビングに置いていてもベランダで育てても結果は大して変わらない」(愛知県/あるちゃん様)

hanagokoro葉がチリチリになっていると、水が不足しているのかと思ってついつい水をやり過ぎていませんか?シダ類は湿度は常にたっぷりを好みますが、水やりは基本の水やり方法と同じで、鉢土が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと行います。鉢土が乾く前に水やりを行うと、根の一部が常に湿った状態になり、株が傷んでしまいます。また、エアコンの効いた部屋で、冷気や暖気に当たっていると、葉がパラパラと落ちやすくなります。直接風の当たる場所は避け、湿度を保てるように葉水をこまめに与えることも大切です。ネフロレピスと同じく、アジアンタムも繊細でみずみずしい葉が魅力ですが、葉がチリチリになってしまうという声をよく聞きます。透けるように薄い葉は、乾燥に対して無防備にできているので、こまめに葉水を与えたり、加湿器を使うなどして、空中湿度を保ようにしましょう。

生長が遅いと育てにくい?

男性マーク「モンステラは成長が早く、切ったりしているが、成長の遅いドラセナは枯らしてしまった」(東京都/ガーデンフォレスト様)
男性マーク「水のやりすぎで、根が腐ることすら知らずに初挑戦したコンシンネを見事に枯らした。永らく遠ざかってきたが、小さな苗木から育てつつ、オーガスタに挑戦、瞬く間に大きく育っています。花が咲きにくいとのこと。ぜひ咲かせたいものです。今は、コバエとの格闘、新たな問題山積です」(兵庫県/真空管様)

hanagokoroドラセナには“コンシンネ”“ワーネッキー”“マッサンゲアナ”など様々な品種があり、いろいろなサイズで出回っていますね。確かに、モンステラやオーガスタのように、花ごころ 花咲ライフ114 観葉植物 観葉植物 コバエ対策生長期にびっくりするほど枝を伸ばしたり、葉を茂らせたりすることはあまりなく、どちらかと言うと生長が遅い部類かもしれませんね。恐らく、生長が遅い分だけ、弱った時の回復も遅く感じられるので、育てるのが難しいという印象になってしまうのかもしれません。例えば、「幸福の木」の別名で親しまれるドラセナ・マッサンゲアナは、丸太のような幹からちょこちょこと葉が生えた樹形が魅力ですが、もしも生長が早かったら、あの樹形はすぐに崩れてしまいます。生長が遅いのは、樹形を長くキープできるということでもあるので、ある意味、観葉植物に適した性格なのかもしれません。コバエに悩まされているということですが、コバエは有機質成分の多い土や肥料を使うと発生することがあります。室内では水の乾きが遅く、常に湿った状態が続くことが多いため、その臭いに寄ってくることがあるのです。有機質成分の少ない観葉植物の専用用土や化成肥料を使うのがオススメです。

ハイドロボールで殖やしながら楽しむ

女性マーク「ポトスを水差しにして、根が出たら好きなコップにハイドロボールで育てています」(千葉県/稲沢貴子様)
女性マーク「ハイドロボールなどで好きな容器に入れてかわいく育ててます」(新潟県/3月うさぎ様)

hanagokoroお部屋の中で楽しむオススメの方法の一つがハイドロカルチャー。土を使わずに植物を育てる水栽培のことですが、ハイドロボールという発泡煉石を植え込み材に使う方法は、清潔感があるので、キッチンなどでは特に好まれます。ただ、ハイドロカルチャーの場合、土と違って栄養分がなく、常に水に浸かっている状態になるため失敗することも多いんです(特に夏場は水が腐りやすいので注意!)。失敗を避けるには、水は容器いっぱいに入れるのではなく、半分から1/3程度にして、減ったら足すようにして、常に根が呼吸できるようにしておきましょう。ポトスやフィロデンドロンなどは水に挿しておくだけで、1週間ぐらいで根を出します。挿し木のついでに、お好みの器に挿して手軽に楽しめる点がハイドロカルチャーの魅力ですよね。

エアプランツに水やりは必要?

女性マーク「エアプランツがどうしても枯れる!日光の当たらない乾燥したショッピングセンターの中の花屋でさえエアプランツは生き生きしてるのに。室内でうまく育たない理由を知りたい!」(愛知県/ローズ・オプティミスト様)

花ごころ 花咲ライフ114 観葉植物 エアプランツ 水やりhanagokoroエアプランツという名前から空気だけでも育つと思われがちですが、土から水分や養分を吸収するのではなく、葉から空気中の水分や窒素などを吸収して育ちます。意外に枯らしやすいのは、水不足が原因の場合が多いようです。「きちんと水分補給をしているのに枯れる」という場合は、もしかしたらやり方の問題かもしれません。エアプランツは昼間は気孔が閉じていて、夜間に葉から水分を吸収します。だから水やりは夕方から夜間に行うのが理想的です。水やりの方法は主に2通りあります。一つは、霧吹きなどを使って葉全体をまんべんなく湿らせる「ミスティング」で、週1〜2回を目安に、乾燥する時期は回数を増やします。もう一つは、バケツに水を汲み置きして室温に近い水温にし、そこにエアプランツを丸ごと浸し数時間付け置く「ソーキング」という方法で、これは梅雨時を除いて月に1〜2回行います。また、直射日光に当てると葉焼けして茶色くカサカサになってしまいますが、逆に、完全な日陰でも元気がなくなってしまいます。レースのカーテン越しぐらいのやさしい光が当たる場所がベストですが、卓上ライトの光でも大丈夫。“ローズ・オプティミスト様”が見かけた花屋さんでは、お客さんに見えない所で、こうしたお世話を行っているのかもしれませんね。

あまり手をかけないのが良い

男性マーク「あまり手をかけ過ぎるのが良くないような気がしています。今栽培しているものは、冬に屋内に入れる程度でほとんどほったらかしですが、元気です」(埼玉県/TAD様)
女性マーク「それぞれの植物の特性を知って育てることが一番だと思います。乾燥を好んだり、湿度を好んだり、植物によって全く違う環境を好むのも多いですよね。かつて私は、植物は皆同じ、日に当てて水をやっていればいいと思っていましたが、それぞれの特性を踏まえて育てると結果が全然違うことに気付きました。3年前に息子が100円ショップで買ってきたスパティフィラムを枯らさないように育てて、今では大株になって元気に育っています」(北海道/ゆり様)

hanagokoro「あまり手をかけ過ぎないのが成功の秘訣」という声もたくさん聞かれました。確かに、観葉植物の失敗で多いのが、「水のやり過ぎ」「肥料のやり過ぎ」です。また、どんな植物でも同じですが、特に室内で育てることが多い観葉植物は、その家の住空間に馴染めるかどうかも大きなポイントです。生産者に育てられお店を経由してわが家にやってくるわけですから、観葉植物にしてみれば、環境がガラリと変わってしまうわけです。適応能力のある子なら、多少の環境の変化があっても気にせずスクスクと生長しますが、ちょっと気難しい子なら、できるだけストレスを与えないように、少しずつ慣らしていくことが大切。要するに、観葉植物って、その家に馴染んでしまえば、それほど手をかけなくても、十分に家族の一員として暮らしていけるのかもしれません。とはいえ、“ゆり様”のおっしゃるように、それぞれの植物の特性を知ることは、もちろん大切ですよ。


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