食の安心・安全のため、家計の節約のため、子供の食育のため…など、様々な理由で野菜づくりを楽しむ人が増えています。アンケートでも野菜を育てたことがあるという人は、何と90％以上！《グラフA》　また、今回のアンケートは7月と8月に実施しましたが、その時点で野菜を育てているという人も90％近くいらっしゃました《グラフB》。育てている野菜を聞いてみると《グラフC》、やはりトマトがダントツのトップ。相変わらず夏野菜の王様の地位をキープしています。トップ10を見てみると、夏ということもあり実がなる野菜がズラリ！花が咲き、徐々に実が大きくなっていく姿を見られる果菜類は、育てていて楽しいですよね。また、育てやすいと感じる野菜を聞いたところ《グラフD》、トマト、キュウリ、シソ、ゴーヤと4位までは、グラフCとまったく同じ結果になり、新たにジャガイモ、ダイコンという根菜類も加わりました。病害虫や水やりなど、夏ならではの難しさもありますが、単に育てやすさを考えると、果菜類よりも根菜類、根菜類よりも葉菜類の方が育てやすいものが多いと思っていたので、この結果はちょっと意外でした。

やはり夏ということもあり、野菜づくりで難しいと感じるのは「病害虫対策」という声がトップ《グラフE》。せっかく家庭で野菜を育てるなら、無農薬で育てたいという人が多いのでしょうね。多少虫食いがあったとしてもご愛嬌！目をつぶることも必要ですが、無農薬栽培を目指すなら、風通しを良くするなど環境を整えること、株自体を丈夫に育てること、そして毎日の観察が欠かせません。2位は「土選び・土づくり」でした。植物全般に言えることですが、野菜づくりでも土が大切だということは、みなさんよくご存じなんですね。では、みなさんはどんな風に土にこだわっているのでしょうか？《グラフF》を見ると、プランター栽培をしている人が多いからでしょうか？野菜専用の培養土を含め、市販の培養土を使っている人が全体の約4割もいらっしゃいました。ただ、地植えの場合は、きちんと土壌改良をしている人と、畑や庭の土をそのまま利用しているという人はほぼ半々。面積が広いと大変かもしれませんが、土を耕したり、雑草を取り除いたり、土の酸度を調整するなど、土壌改良をするかしないかで、野菜の出来映えはかなり違ってくるハズですよ。また、苗選びについて伺ってみると《グラフG》、「苗の良し悪しは気にしない」という人はごくごくわずか。苗の良し悪しがその後の生長や収量に大きく影響するという「苗半作」という言葉があるように、苗選びはとっても大切。みなさん、よくわかっていらっしゃるようですね。

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