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旬の園芸レッスン
2019.10.16

腐植・フルボ酸×有機が、もっと<おいしい>ワケ(1)

 

 そもそも 腐植・フルボ酸って何?


 液肥と有機のメリットを兼ね備えた『有機プラス液肥』ですが、花ごころは、さらなるおいしい効果を求めて、『高濃度フルボ酸活力液 アタックT-1』(以下『フルボ酸活力液』)を一緒に使用することをおすすめしています。

 ところで、この商品名にあるフルボ酸——最近は、アンチエイジングやデトックス効果があることから美容分野でも注目されています。化粧品、シャンプーや育毛剤などに使われることも多くなったので、ご存知の人も多いかもしれません。フルボ酸は「腐植」と呼ばれる土壌中の有機物の一種。では、腐植とは、どのようにしてできるのでしょうか?…簡単に言えば、生き物は全て、命が尽きると土に還ります。腐植はその過程で作られます。つまり、落ち葉や動物の死骸や排泄物に含まれる有機物が、土壌中のバクテリアなどの微生物によって分解されることで生成されるのです。自然界では、腐植を含む腐植土壌が1cm 形成されるのに、数十年の時間を要すると言われています。気の遠くなるような長い時間をかけて、微生物がせっせと分解・醗酵を繰り返し、徐々に堆積してできた物質から生成されるのが腐植という貴重な物質なのです。そして、腐植は化学的な性質によって、フルボ酸、フミン酸、ヒューミンに分類することができます(図④参照)。

フルボ酸は希少価値も高く、フミン酸よりも効果も高いとされていますが、水に溶ける性質のため、様々なものに応用されています。 そして、フルボ酸をはじめとする腐植を多く含む土壌は、植物の生長に最高の環境を与えてくれることがわかっています。この腐植が土壌にもたらす効果には、次のようなものがあります。

❶バクテリアなど微生物の働きを活発にし、土の団粒化を促進し土をフカフカにする
❷植物のストレスとなるpHの変動を抑える
❸肥料持ち(保肥力)が良くなり、植物は効率良く肥料成分を吸収できるようになる
❹有機物質の臭いの元となる分子をつかむことで、土壌の嫌な臭いを軽減
❺同じ土で同じ作物を作り続けることで起きる連作障害を少なくする
❻植物の健全な生長に欠かせない鉄、亜鉛、銅などのミネラルを根が吸収しやすい状態にする 
など。

 このフルボ酸に代表される腐植を含んでいるのが、花ごころの『フルボ酸活力液』です。

 


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