秋からスタート!タマネギの袋栽培。
ブームと言えるほど人気の野菜づくり。中でも、ベランダのちょっとしたスペースでも栽培できる袋栽培は大人気です。今回ご紹介するのは、タマネギの袋栽培専用の培養土。タマネギって規模が大きくないとムリだと思われがちですが、袋栽培でも十分に育てられますよ。
プランターや鉢の代わりに、様々な「袋」を使って育てるのが袋栽培。プランターで育てられる野菜なら、全て袋栽培が可能なので、楽しみは無限に広がります。中でも最もお手軽なのが、培養土の袋をそのまま使う方法です。場所を取らないのはもちろん、準備するものも最小限なので、低コストで、すぐに栽培をスタートできます。また、袋はプランターなどのように形やサイズが固定されていないので、育てる野菜に合わせて、容量(袋サイズ)や袋の開け方を変えられるのも魅力です(まさに変幻自在のプランター!)。そして、今回ご紹介するタマネギの袋栽培専用の培養土『ぷっくりふくらむ たまねぎ村』でもまた、ちょっと変わった袋の使い方をします。袋栽培と言うと、袋をタテにして使うイメージが強いと思いますが、『たまねぎ村』は袋を仰向けに寝かせて使います。袋を仰向けにして使うパターンに適しているのは、土の深さが10㎝ほどで栽培可能な野菜や生育期間の短い野菜で、パセリやホウレンソウ、水菜などの葉菜や、根菜類ならラディッシュなど下に根が伸びないタイプ。では、タマネギは?と言うと…葉菜の中では生育期間が長めですが、葉の基部が球根のように育つけれど、根はそれほど長く伸びません。だから「仰向けパターン」に適した野菜と言えます。このように、いろいろな袋の使い方をマスターすれば、袋栽培をより極めることができますよ。
▶︎旬の園芸レッスン66 『思い立ったが野菜日和「ぱぱっと袋栽培」』
花ごころが今回商品化した『ぷっくりふくらむ たまねぎ村』は、ベランダなどのちょっとしたスペースでも、手軽にタマネギの袋栽培が楽しめる培養土です。ヤシの実から採れる短い繊維質のココナッツファイバーを配合し、袋栽培に最適な保水性と排水性を保てるように設計されています。また、地力を高める有機質資材のabコンポを配合し、収穫までの栄養分をしっかりサポート。タマネギに不足しがちなリン酸成分の多い肥料も配合しました。パッケージをそのまま容器として使用するわけですが、水抜き穴の位置や、切れ込みを入れる部分も記されているので、それに従えば袋のスタンバイも完了!さらに、苗から収穫までの育て方を、育てながら読めるようにデザインされているので、初心者の方でも安心です。8本の苗を用意するだけで、誰でも手軽にぶっくり美味しいタマネギを収穫できます。
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