袋栽培・失敗しない育て方〜その2 &楽しみ方
本葉が4~5枚になったら、生長の良い株を1株残すように、他を抜き取ります。全部を育ててしまうと、しっかり生長できないので、1袋に1株になるようにします。間引いた苗も美味しく食べられます。
葉の色や伸び具合が悪いと感じたら、薄めた液体肥料(『有機プラス100倍液肥』など)を与えましょう。
強い香りが苦手な方は、半日陰で育てると、風味が和らぎます。
種まきから約2ヶ月、草丈20㎝以上になれば収穫スタート!収穫方法は、利用の仕方で以下のようなパターンが楽しめます。
株ごと土から抜き取って収穫します。種まき適期であれば、すぐに次の種まきをし、2回目の栽培を楽しめます。但し、2回目以降は、肥料やりをしっかり行いましょう。
【利用方法】
葉だけでなく、茎も根も全て利用できます。茎は葉よりも味が濃いので、細かく刻んで薬味にして、生春巻きなどの具やカオマンガイ(タイの蒸し鶏ごはん)のタレに混ぜるのにピッタリ。根からは良いダシが出るので、煮出してナンプラーなどで味付けすると、香り豊かなエスニックスープになります。
使用する分だけ、上のほうの固い葉から摘み取ります。株元で切り取ってしまうと、次の収穫までに時間がかかるけれど、柔らかい若い葉を残すようにすると、新しい芽が伸びて次々と収穫できます。収穫が長くなるので、定期的に液体肥料を与えるのがコツ。
【利用方法】
新鮮な葉は香りも格別なので、生春巻きの具として美しいグリーンの葉を楽しんだり、トムヤムクンやフォーのトッピングはもちろん、肉や魚料理の付け合わせにしたり、サラダに入れて楽しむのもオススメです。
葉を摘み取るように収穫しつつ、そのまま育てます(パターン2と同様、定期的に液体肥料を与えましょう)。夏になると花が咲き、種がつきます。秋に種が育ったら、そのまま立ち枯れさせて、種を収穫します。
【利用方法】
すりつぶした種の粉末は、オレンジのような柑橘系の芳香があります(同じようなものが、「コリアンダーシード」という名でスパイス売り場にも並んでいます)。カレーに入れたり、紅茶やミルクに入れて煮たり、ウォッカなどお酒の香りづけに利用できます。
余った種は鉢で栽培してもOK
種は全部で20粒入っています。袋栽培以外で育てる場合は、添付の説明書に書いてあるプランターでの栽培方法をご覧ください。また、袋栽培で2回育てた後の土をさらに使用する場合は、リサイクル材などを使って地力を戻すようにしましょう。古い土のままでは、しっかりと生長しないことがあります。
『有機+(プラス)100倍液肥』
天然有機成分の効果で野菜を美味しく。葉色や生長が悪いと感じた時、薄めて使用するとGOOD。
『ふっかふかによみがえる古い土のリサイクル材』
古い土に混ぜるだけで地力をアップ。袋栽培で使った用土を再利用する時に便利。
『すらっとにんじんさん 袋栽培セット』
紫ニンジンの種がついた袋栽培セット。栄養満点の葉も楽しめます。
『びっくり大根小太りくん 袋栽培セット』
17〜20cmほどのミニ大根を準備不要で手軽に育てられる袋栽培セット。