みんなに聞いた『あなたのガーデニングDIYとは?』
プラ鉢をペイントして統一感を
「100均で買ったプラスチックプランターに、油性絵具でペイントしました。そのまま乾燥させて使用したのですが、当たった箇所の絵具が剥がれてしまいました。そこでニススプレーをかけたところ、丈夫で綺麗なペイントになりました」(愛媛県/ぐり様)
「プラ鉢に水性塗料でペイントしたら雨ではがれた」(愛知県/たなたな様)
最も手軽で効果的なDIYの一つが、ペイントです。色を変えるだけで、雰囲気はガラリと変わります。そして、軽くて丈夫、お値段もお手頃なプラ鉢ですが、見た目がイマイチという声も多いんですよね。そんな時はお二人のようにお好みの色でペイントするのがオススメ。いろいろなデザインやサイズのプラ鉢が置かれていると、どうしてもゴチャゴチャしがちです。でも、白なら白、茶色なら茶色と、全ての鉢を同色に塗り替えると、統一感が出てスッキリとした印象になります。塗装次第で、プラ鉢が質感までランクアップしたように見えることもありますよ。
カラースプレーがあれば楽チン!
「絵が苦手でもスプレータイプの塗料だと上手くペイントできます」(宮崎県/じぇみ様)
「ワイヤーバスケットのカラーリングをしたい時は水性スプレーを使って、ビニール袋の中にペイントしたいものをいくつかまとめて入れてスプレーすると楽チンでした。周りも汚れなくてすむし、完全にスプレーしなくてもまだら加減がかえってアンティークっぽく仕上がりオシャレに見えますよ」(石川県/山谷幸代様)
水性か油性のカラースプレーがあれば、プラスチック、陶磁器、木など、ほとんどの素材を簡単にペイントできます。塗料がつきにくい素材の場合は、下塗り材(プライマー)を使うこともありますが、プライマーなしでも手軽に塗れるタイプもたくさん出回っています。また、“山谷様”のおっしゃるように、完璧にペイントしなくても、ところどころ塗り残しがある方が、かえって味わい深くなることもありますよね。ガーデニングDIYは、これが正解!というものはありません。自分の好みやお庭の雰囲気にあえば、それが成功ってことですよね。
アンティーク調に仕上げるには?
「小さくていいので花壇が欲しいです。オススメの道具は紙やすり。鉢もスノコも、ちょっとこすってからペイントすればいい感じに仕上がります」(兵庫県/淑恵 小島様)
ヨーロッパのお庭で見かけるようなアンティーク調のグッズって、自然の風景にしっくり溶け込むのが素敵ですよね。アンティーク調の質感を出す方法はいろいろあります。木製のものや素焼き鉢などは、“淑恵様”のように、ペイントする前か後にサンドペーパーをかけると経年変化したような味わいに。全体に塗料を塗った後、半乾きの状態の時に古布かブラシで少しこすっても、同じようにムラができてアンティーク調の仕上がりになります。また、素焼き鉢にカビを付けるには、水で薄めた無糖ヨーグルトを塗ります。これを日なたに置けば白のカビ、日陰に置けば緑のカビが生えて、何ともお洒落な雰囲気になりますよ。
身近な物も意外に使える!
「かまぼこ板や木箱(食器が入っていた)でハート型に彫りガーデンピック、ウェルカムボードを作る。アクリル絵の具やニスを塗る。籠鉢などの経年劣化し粉々になったものや木くず(彫ったカス)をチップの代わりにする」(兵庫県/宮本瑞枝様)
100均にも可愛らしいガーデン小物がたくさんありますが、“宮本様”の ように、お金をかけず身近なものを使って手作りするのもイイですよね。他にも、木の枝を使ってガーデンピックや小さなトレリスを作ったり、麻ひもを編んで ハンギングバスケットにしたり…周囲を見回してみると、意外といろいろな素材を発見できるハズ。みなさんもぜひ探してみてはいかが?
100均を上手に取り入れて
「最近の100均はすごい充実していてアイデア次第では使えるものがいっぱいです。ホームセンターより安くて可愛いものが多いです。室内用の鉢ならマスキングテープも大活躍しますね」(愛知県/天国のモモリン様)
今回のアンケートで、ガーデニングDIYで使う材料をどこで入手するかをお聞きしたところ、ホームセンターに次いで多かったのが100円均一ショッ プ=100均です!鉢やバスケット、フックなど、ガーデニングに必要な道具も充実していますが、園芸用品以外でも、食器やカゴ、すのこなど、アイデア次第 でガーデニングに生かせるものって、たくさんあります。“天国のモモリン様”のおっしゃるようにマスキングテープの 種 類も豊富ですよね。ちなみにマスキングテープとは、塗装等を行う時に、塗装したくない箇所を汚さないように貼る保護用の粘着テープです。でも、最近では可 愛らしい色や柄もいろいろあって、様々な物をデコレーションするのに大人気です。ガーデニングDIYのビギナーさんにもオススメですよ。
修繕を兼ねて、新たな空間に
「庭のパーゴラ付きウッドデッキが老朽化したため、取り壊しパーゴラだけは残しました。高さもかなり高めなので柱の途中に板で段差をつけ、物干竿を置けるよう にしました。夕方まで陽があたり、風通しもいいのでよく乾きます。木香ばらも絡ませてあります。植物だけでなく実用的で使いやすくお気に入りが出来るのも DIYの良いところですね。何よりも出来上がりまでの過程が楽しいし、出来上がった時の達成感、そして目にするたび満足感に浸れるのがDIYのすごいとこ ろですね。これからも楽しくわくわくしながらひらめきを形にしていきたいですね」(茨城県/maronまま様)
パーゴラ付きのウッドデッキの修繕を兼ねて、新しい役割を持たせたスペースにリフォームした感じでしょうか。かなり大がかりなDIYだったようですが、大成功 だったようですね。日曜大工的なDIYは、テクニックも道具も必要でしょうが、上手く行った時の感動はひとしおでしょうね。何しろ世界でたった一つ、全く のオリジナルスペースができあがるわけですから。パーゴラに物干竿を足して、実用性を兼ねたスペースにするというアイデア、とても素晴らしいですね。
理想の庭を育てるために“今”始めよう
「ガー デニングDIYは植物を植えて終わりでなく、理想の形まで育てて、素敵なお庭が完成するまで時間がかかりますよね。『「ガーデニング始めたいな~」と思っ たら、すぐに実行したほうがいいよ。』と言われて、私も始めました! そして、その魅力に取りつかれています(笑)。ガーデニングに興味を持っている方に は、「今でしょ!」って、私もそうしてもらったように背中を押してあげてます!」(大阪府/maco様)
なるほど!実際に植物を選んで育てるのが「ソフト」なら、花壇を作ったり、トレリスを組んだり、プランターをリメイクしたりするガーデニングDIYは「ハー ド」。ソフトとハードを同時進行で始めれば、「自分がどんな庭に育てていきたいか」という目標も明確になって、よりスムーズに理想のお庭に近づけるような 気がしますね。これからガーデニングを始める人には、とても良いアドバイスになりますね。もちろん、お庭のリフォームを考えている人や新しい花壇を作ろう という人も、植物を育てる空間づくりからガーデニングを考えれば、よりイメージしやすいですよね。
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