まずはココを守って!購入後のお世話ポイント
「バラは難しい」と思っている人はまだまだ多いですよね。そう、育て方を間違えると、本来ならかけなくてもいい手間がかかってしまい、難しく感じるのがバラ栽培。開花をたくさん楽しむために、この時期大切にしたい作業をご紹介します。
春は蕾がついた苗が並びますが、そのタイプは大体二通りに分かれます。一つは、枝数が多くがっしりとした「開花苗」。もう一つは、背丈が40~50㎝の枝数が少なくて細い「新苗」です。開花苗は、生産農家さんが接ぎ木から1年以上育てて出荷されたものなので、安定感があって育てやすく、すぐに開花を楽しめます。まさに、初心者さんにもピッタリ!一方の新苗は、冬に接ぎ木をしたばかりで、環境の変化の影響を受けやすい若い苗なので、バラ栽培の経験がある人に向いています。新苗より開花苗のほうが若干高価ですが、その分、失敗なく育てられますよ。
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蕾が付いた状態の開花苗は、根を傷めると、そのまま咲かずに終わってしまうこともあります。また、花ごころが取り扱っているデルバール社やドリュ社のバラ苗は、きちんとした大きさのプラスチック鉢に植わっているので、6月まではそのまま育てれば大丈夫。6月になって花がひと通り咲き終わったら、直径30㎝ほどの10号鉢を用意し、専用の『特選有機バラの土』などで植え替えましょう。植え付ける際には、接ぎ木部分が、土の上に出るように注意してください。逆に、7月に入っても植え替えずに育て続けると、根詰まりを起こして生育が悪くなり、秋の開花に影響してしまいます。真夏の植え替えは、バラにとって負担になるので、植え替えの時期を逃さないようにしましょう。
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バラは“肥料食い”で有名です。特に土が限られた鉢植えでは、肥料欠乏になりやすいので、『特選有機 濃いバラの肥料』などを定期的に与えると効果的です。真夏は控えめにし、開花後のお礼肥として5~6月、夏バテの疲労回復として9月、規定量をしっかりと与えましょう。
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咲き終わった花をそのままにしておくと、次の花が咲きにくくなるだけでなく、カビが発生して病気の原因になることも…。
●1枝に1輪の花が咲いている場合は、枝の半分くらいまで切り戻します。
●1枝に花がかたまって咲く房咲きなら、咲き終わった花から順に花首のところで切り取ります。さらに、房全部の花が終わったら、その枝の半分くらいまで切り戻します。
新たに元気な新芽を出すために、花だけ切り取るのではなく、枝を切り戻すようにしましょう。
『バラ園ニーム』
有機100%の濃厚なニーム核油かす。肥料効果だけでなく土壌改良効果も。
『特選有機バラのたい肥』
バラのために選び抜いた堆肥。肥料効果と土壌改良効果で土がふかふかに。
『抗菌マイスター バラミニバラの活力液』
葉や茎に直接噴霧するだけ。バラに最適な環境を作り、活力を与えます。