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花ごころ園芸レシピ
2013.07.02

アジサイの花色は、なぜ変わる?


秋まで楽しめる「秋色アジサイ」が人気になり、母の日のプレゼントとしてもすっかり定番になったアジサイ。育てている人も年々増えているように感じます。そんなアジサイで多いのが、「花色が変わってしまった…」という悩み。ここではアジサイの花色のメカニズムについてご紹介しましょう。


別名は「七変化」、花言葉は「移り気」!!「七変化」と辞書でひくと「アジサイの別名」という記載があるほど、アジサイの花色の変化は、昔から周知の事実だったようです。ちなみに、花言葉は「移り気」で、昔はこんなカメレオンのような(?)アジサイの性質は「節操がない」と受け取られ、武士にはちょっぴり嫌われたとか…。アジサイの花色の変化の原因は、大きく分けて二つあります。まず、最近人気の秋色アジサイと呼ばれる『フェアリーアイ』や『西安』などは、秋まで長く開花していくうちに、鮮やかな花色がくすんだ緑色や赤色へと変わっていきます。これは、花の中の色素が少しずつ分解されておこる現象で、老化現象の一種です。アメリカアジサイとされる『アナベル』も白色から緑色へ、日本アジサイ(ヤマアジサイ)とされる『紅』も白色から深紅へと変化するのも同じ現象です。そしてもう一つは、土の酸度(pH)による変化です。“同じ場所で育てているのに年々色が変わっている”、“同じ品種なのに場所によって色が違う”…こんな場合は、土の酸度が影響して花色が変わっている証拠です。お店に並ぶアジサイの中で、『城ヶ崎』や『ダンスパーティー』など、同じ品種なのに店頭では青色とピンク色の2色が並んでいることがあります。これは生産農家さんが土を調節して、違う花色に仕立てているからなんです。土の酸度によって変えられるなら、私たちだってもっと美しい花色にできるハズ!と思いますよね?


青花とピンク花のメカニズムアジサイの花色は土の酸度によって決まるということは、意外とよく知られています。これはどんなメカニズムかと言うと…アジサイの花色は、アントシアニン系色素がはたらいて、青色やピンク色が発色します。青色は、土中のアルミニウムが吸収され、色素と結合して発色します。逆に、アルミニウムが吸収されないと、ピンク色が発色します。アルミニウムは酸性土壌でよく溶け、アルカリ土壌では溶けません。だから、土を酸性にすれば青花になり、中性~弱アルカリ性の土壌ではピンク花になるんです。中には土壌に関係なく両方の色にきれいに発色する品種もありますが、ほとんどは青花系品種を中性~弱アルカリ性に近い土に植えてしまうと、赤みを帯びた紫色になります。また、ピンク花系品種は、酸性土壌に植えてしまうと、青みを帯びた紫色になります。紫色は濁った色とされてしまうので、アジサイの生産農家は品種固有の色を判断して、その色をよりきれいに発色させるために土や肥料を調整しています。ちなみに、白花系は色素を持たない品種なので、酸性・アルカリ性どちらの土でも構いません。


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