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週刊ラジオトーク
2017.05.17

フウセンカズラ

今回は、「フウセンカズラ」です。花が咲いた後、ホウヅキのような緑色の実をつけるのですが、その姿が、紙風船のように見えることから、「フウセンカズラ」という名前がついたそうです。

 

夏から秋にかけて可愛らしい風船が風になびき、涼を呼ぶということで人気があります。つる性植物なので、緑のカーテンとしても注目されています。

小さな巻きひげがネットなどに絡みついてよじ登るように生長し、2~3メートルほど伸びます。葉は淡い緑色で細かい切れ込みが入っているので、木漏れ日のような柔らかい日陰をつくりだしてくれます。日除け効果はやや弱いので、暗くなり過ぎて困るような場所の「木漏れ日カーテン」には最適です。

 

今がちょうど植え付け時期なので、お店には、苗が並びます。本葉がしっかりしていて、葉が黄色くなっていない、色ツヤの良い物を選びましょう。

 

根がデリケートなので、プランターか鉢で育てるのがお勧めです。横幅65センチほどのプランターなら2株、直径25~30センチの鉢なら1株が目安です。株と株の間は30センチほど離しましょう。鉢底にはゴロ石の「鉢底石」を入れて、土は、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で。根は崩さずに、そのまま優しく植え付けましょう。

 

日当たりの良い場所を好みます。水やりは、土の表面が乾いたら、たっぷり与えましょう。時々、葉の裏に向けてシャワーなどで水をかけておくと、「葉ダニ」などの害虫予防に効果的です。

 

緑のカーテンにする場合は、葉が6~7枚になったら、先端の新芽を摘み取る摘芯(てきしん)という作業を行うと、脇から新芽が伸びて来るので、つるが増え、ボリュームが出ます。夏に入る頃から、小さな白い花が咲いて、その後、風船のような実をつけます。秋が終わるころに枯れてしまいますが、風船の中には、黒い種に白いハート模様の入った、可愛らしい種が入っています。この種を翌年の春にまけば、また「フウセンカズラ」を楽しめますよ。

 

来週は、白い小さな花を一面につける観葉植物「ブライダルベール」をご紹介します。


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