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週刊ラジオトーク
2017.08.02

ハイビスカス

今回は、南国ムードいっぱいの「ハイビスカス」です。早いものは5月下旬には咲き始め、11月頃まで楽しめます。朝開き、夕方にしぼむ一日花が多いのですが、次々と開花します。

 

真夏でも鮮やかな色の花をパーッと元気に咲かせているイメージがありますが、実は、日本のような蒸し暑い夏はちょっと苦手。最近のように、35℃以上の猛暑が続くと、「ハイビスカス」も夏バテを起こして、花が咲きにくくなってしまうことがあります。猛暑の夏を上手く乗り切れば、秋も次々に花を咲かせてくれますよ。

 

注意したいのは、置き場所です。本来は、日当たりの良い場所を好み、日照不足では花が咲きにくくなるのですが、35℃を超えるような日は、午前中だけ日が当たり、午後から陰るような場所が最適です。花が咲かず、株全体の葉が黄色くなるようなら、夏バテです。できるだけ涼しい木陰で養生させましょう。

 

猛暑の日のベランダは過酷ですから、マンションで育てる場合は、室内でもよく咲く「アジアの風」シリーズがおススメです。赤、白、ピンク、黄色など豊富な花色で一つの花が数日咲き続けます。「フラミンゴ」シリーズは、暑さには強いですが、寒さに弱く冬には枯れてしまいますが、「二段咲き」と言って、花びらの中央、雌しべが伸びた先に、さらにまた花びらが開くような姿が美しい品種です。赤に白い筋が入った八重咲きの「ハワイアンフラッグ」は、個性的な花で、和風の庭にも合います。3㎝ほどの小さな淡いピンクの花を咲かせる「ロバツス」は、枝を横に伸ばして広がっていく珍しいタイプのハイビスカスです。

 

お店で選ぶ時は、下のほうの葉が黄色くなっていない、葉の色艶が良くて、蕾をつけているものが良いでしょう。購入した鉢の鉢底の穴を覗いて、根が見えていたら、根詰まりです。根詰まりを起こすと、花付きが極端に悪くなってしまうので、直ぐに植え替えましょう。一回り大きな鉢を用意して、底にゴロ石の「鉢底石」を入れて、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けます。根は触らずに、そのまま新しい鉢に入れて、周りに土を足すだけにしましょう。

 

水やりは、土の表面が乾いたら、たっぷりです。「ハイビスカス」は、この時期、次々と花を咲かせるので、「IBのチカラ」など、ゆっくり長く効く肥料を与えると効果的です。咲き終わった花は、病気予防もかねて、こまめに切り取ります。

 

来週は、夏が植え付け時期の球根植物「リコリス」をご紹介します。


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