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週刊ラジオトーク
2017.08.09

リコリス

今回は、今が植え付け時期になる球根植物「リコリス」です。「リコリス」という名前は聞いたことが無い人も「ヒガンバナ」はご存じですよね。ヒガンバナも「リコリス」の一種なんです。東南アジアの温帯地方原産で、日本にも自生しています。球根からスラッとした茎が伸びて花が咲き、雄しべが花びらから突き出しているのが特徴です。

 

ヒガンバナは燃えるような赤い花をイメージしますが「リコリス」は、赤、白、黄色、橙、ピンク、青などがあります。これから植えるのにお勧めの品種は、クリームがかった白色が清楚な印象の「アルビフローラ」。ピンク色の花びらの先に青色が混ざる「スプレンゲリー」。珍しい黄色い花を咲かせる「オーレア」は、「鐘馗水仙(ショウキズイセン)」と呼ばれ、日本の山野草としても有名です。

 

球根は、固くて充実感があり、外の皮に光沢がある物を選びましょう。できるだけ、8月中に植え付けて下さい。遅くなってしまうと、茎が曲がって伸びてしまったり、きれいに咲かないこともあります。直径15センチの深さのある鉢に、球根3つが目安です。鉢底にゴロ石の「鉢底石」を入れ、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」を使い、球根の首が隠れるくらいの深さに埋めます。深く埋めてしまうと、根が伸びるスペースが無くなってしまうので、球根の上の部分が少し見え隠れするくらいがベストです。

 

地植えにする時は、日が当たる場所か明るい日陰になるような場所に埋めます。球根の上に、球根1個分の土がかぶるくらいの深さで、株と株の間は、球根2つ分くらい空けましょう。植え付け後は、たっぷりと水を与えましょう。あとは、芽が出て花が咲くのを待つだけです。

 

花が咲き終わった後に細長い葉が出てきます。来年の開花に必要な養分を球根に蓄えさせるために、花後に出た葉は自然に枯れるまで、しっかりと育て、お礼肥として「球根の肥料」も与えましょう。葉を育てれば、来年も元気な花が見られますよ。「リコリス」は、日本の気候にあっていて、育てやすいので、球根から育ててみてはいかがでしょう?

 

来週は、サラダにもおススメのハーブ「アロマティカス」をご紹介します。


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