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週刊ラジオトーク
2016.04.27

ドラゴンフルーツ

今回ご紹介するのは、「ドラゴンフルーツ」です。鮮やかなピンク色の派手な見た目で、中の果肉は、白や赤があり、ゴマのような種がちらばっています。「ドラゴンフルーツ」という名前は、果皮が龍の鱗のように見えることから名付けられたようです。見た目の派手さとは違い、味は、上品であっさりしています。

 

木の実のように思えますが「ドラゴンフルーツ」は暑さにも寒さにも比較的強い「サンカクサボテン」の一種です。果実が赤い品種は、甘みも強く、春から秋まで長期間収穫でき、白い品種は、夏の終わり頃に集中してたくさん収穫でき、ほんのりと酸味が入るのが特徴です。また、小さい鉢で手軽に楽しめるミニサイズもあります。

 

お店では、鉢植えや苗が並びますが、小さなポット苗から始めると、収穫までに2~3年かかります。1メートルほどの鉢植えなら、今年からでも収穫を楽しめます。ポット苗の場合は、直径15㎝ほどの鉢に植え替えましょう。

 

土はサボテン専用の「サボテン・多肉植物の土」を用意します。草花用の培養土では腐りやすいので、注意しましょう。日当たりの良い場所が適しています。1メートルの支柱を立てて固定しておきます。茎が支柱の先端まで来たら、先端を切り取ると、数本の新芽ができ、垂れ下がるように伸びて、その先端に実がつきます。ですから、茎を全て伸ばさず1株につき3~4本ぐらいに制限した方が、しっかりと大きな美味しい実が収穫できます。茎の先端に付く花は、一晩限りの白く美しい花を咲かせます。

 

水やりは、土の表面がしっかり乾いたら与え、梅雨の時期は、長雨に当てないようにしましょう。花が咲くようになったら、夜9~10時くらいに花粉を筆などにとり、雌しべ全体につけるように人工授粉をすると、確実に実がつきます。そして40~60日後、しっかり色づいたら収穫時です。輸入物は甘味が少ないのですが、家で育てれば完熟の甘い実が楽しめます。冬は、寒さが心配なので、室内へ取り込むようにして下さいね。

 

来週は、「スイートコーン」の育て方をご紹介します。お楽しみに。


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