今回ご紹介するのは、初心者でも育てやすい「コマツナ」です。料理はもちろん、ビタミンAやC、カロテン、カルシウム、鉄分などのミネラルも豊富で、カルシウム含有量は、葉物野菜の中でトップクラスです。あくも少ないので、最近人気のスムージーにも重宝な野菜です。
育てるのも簡単で、時期を問わず、いつでも栽培できますから、家庭で育てれば、毎日でもグリーンスムージーが出来ますよ。ただ、品種によっては、夏栽培に向いているものなどもあるので、パッケージの裏面を確認して、季節にあった種を選んで下さい。
プランターの底には、ゴロ石の「鉢底石」を敷いて、水はけを良くし、栄養たっぷりの「花ちゃん野菜の培養土」を入れて、平らにします。そして、深さ5㎜程の溝を1本の線のようにつけて下さい。かまぼこの板を押し付けながら、溝をつけていくようにするといいですよ。その際、線と線の間は10㎝ほど空けましょう。
種は、その溝の中に、できるだけ1㎝間隔になるようにパラパラと蒔いていきます。そして、種の上に土をかぶせます。その後、しっかり水やりをします。種が水圧で表に出てしまわないようにハス口ジョウロなどで、優しくかけましょう。乾燥してしまうと発芽が悪くなるので、新聞紙を一枚かぶせておくと安心です。
発芽したら、新聞紙をとって、一日中たっぷりと日に当てます。双葉から本葉が出た頃から、間引きをしていきます。葉と葉が触れあう程度の隙間を保つように、いっぺんにたくさん抜くのではなく、徐々に間隔をあけていきましょう。間引いた苗は料理に使えます。本葉が4~5枚になる頃には、苗と苗の間隔が5~6㎝は空くように、順次間引きをしていきましょう。
あとは、水やりと、10日に1回ペースで、液体の「有機プラス100倍液肥」を与えるだけです。草丈が10㎝ほどになったら収穫開始です。そして、草丈が25㎝くらいになったら、全部収穫して下さい。あまり大きく育てると、葉がかたくなり美味しくなくなってきます。目安としては、春だと種まきから2ヶ月ほど、夏なら1ヶ月で収穫完了を迎えます。
来週は、カラーリーフとしても人気の「ティアレア」をご紹介します。お楽しみに。