今回は、最近すっかり母の日の定番商品になった『アジサイ』です。 本来は6月の花ですが、この時期は、開花調整され、母の日用にたくさんの品種が並ぶので、お母さんへのプレゼントだけでなく、自分好みのアジアイを見つけるのも、今がオススメです。品種も豊富で、大きさも、キッチンで楽しめるような20㎝ほどの小さなサイズから、大鉢仕立てのものまで豊富に揃います。
『アジサイ』は、普通、土の酸度によって花色が変化しますが、ここ数年人気になっているのは、花が咲き進むにつれて、花色が変化していくタイプです。葉の縁にフリルが入る大輪の「ティアモ」は、開花し始めは淡いグリーン、それが純白の美しい姿になり、6月にまたキレイな黄緑色へ変化します。1~1.5㎝ほどの金平糖のような花がまとまって咲く「てまりてまり」は、名前の通り、コロンとした花姿で人気があります。ピンクやブルーの花色が薄紫色に変化し、時間が経つにつれて緑色になるので、可愛らしい姿から大人の落ち着いた雰囲気まで楽しめます。他にも、淡いブルーに紫のフリル状の縁取りが入る「レオン」や、星の形がキュートな「ダンスパーティー」も徐々に緑色に変化していく姿が楽しめます。
お店で選ぶ時は、花だけでなく、下の方の葉が黄色くなっていない、葉の色艶が良いものを選びましょう。開花が終わるまでは、室内の明るい場所で管理するようにして下さい。外に出してしまうと、日当たりが良すぎたり、温度が高過ぎるとしおれてしまうことがよくあるので注意しましょう。水やりは、土の表面が乾いたら、たっぷり。贈答用に豪華に仕立てられた鉢は、花や株に対して、鉢が小さめで土の量が少ないので、水切れを起こしやすいと言えます。こまめに、鉢の乾き具合をチェックしましょう。肥料は必要ありません。
花が終わったら、花の付け根から2~3節下まで切り戻して、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え替えをして下さい。地植えでも大丈夫。しっかり生長させれば来年も楽しめますよ。
来週は、野球放送でお休みになりますが、野球が中止の場合は「トウガラシ」の育て方をご紹介します。お楽しみに。