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週刊ラジオトーク
2015.09.16

ミズヒキ

今回は、「ミズヒキ」という名前の植物をご紹介します。小さな紅白の花がたくさんつく姿が、祝儀袋などに使われる水引に似ていることからその名がついたと言われます。「ミズヒキ」は、タデ科の多年草で、毎年花を咲かせてくれます。日本各地の林の中などに自生しています。

 

一つの花は、米粒のように小さくて、それが20~40㎝も伸びた花穂にまばらにつきます。花自体はそれほど目立ちませんが、その控えめな姿が、日本のワビやサビに通じるとされ、古くから茶室に飾られたり、生け花の花材として使われてきました。

 

山野草として扱われますが、一度植えると、こぼれ種で増えてしまうくらい丈夫で育てやすく、他の花を引き立たせてくれます。最近は斑入りの葉も登場して、カラーリーフとしても人気があります。

 

花に紅白の色が混じる「ゴショミズヒキ」は、花穂自体が深い紅色に見えます。白い花をつける「銀ミズヒキ」は、葉にきれいな白い斑が入ります。葉にきれいな斑が入るものは「斑入りミズヒキ」という名前で店頭に並ぶことが多いですが、花はほとんど目立ちません。

 

苗を購入する時は、葉の色艶が良いものを選びましょう。地植えにする場合は、夏の強い日差しに弱いので、夏に陰になるような場所、広葉樹の下などがオススメです。

 

鉢植えにするなら、水はけを良くするために底にゴロ石の「鉢底石」を入れて、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けます。肥料は特に必要ありません。

 

地植えにして、根付いてしまえば、雨水だけで育つほど丈夫です。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。花が咲いた後に葉が枯れ始め、冬は地上部が無くなりますが、土の中で根が生きています。鉢植えは、冬場も土が乾ききらない程度に、時々水やりをして下さい

 

来週は、土が無くても育つ不思議な植物「エアプランツ」をご紹介します。お楽しみに。


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