今回は、コンパクトに育てられる「つるなしインゲン」をご紹介します。インゲンには、ツルが伸び、支柱やネットを準備してツルを誘引して育てる品種と、ツルが伸びず、草丈が大体40~50㎝で、支柱やネットが要らない「つるなしインゲン」があります。
「つるなしインゲン」は、ベランダなどのちょっとしたスペースでも栽培でき、種をまいて2ヶ月で収穫できてしまうので、初心者にお勧めの野菜です。緑が鮮やかな「さつきみどり」、食感がサクサクする「サクサク王子」。他にも、サヤの色がクリーム色や紫色の物もあります。種売場で、お好みの品種を選んでください。
家庭で育てる時は、プランター栽培がお勧めです。野菜用の深さが30㎝くらいあるプランターを用意して、底にゴロ石の「鉢底石」を敷き詰め、水はけを良くします。土は、栄養たっぷりの「花ちゃん野菜の培養土」がおススメです。
プランターの上の縁から2~3㎝下まで土を入れたら、種をまく穴を深さ3㎝ほど掘ります。横長のプランターなら、穴と穴の間隔を25㎝はとるようにしましょう。種は、1つの穴に3粒を一緒にまきます。
種の上に土が2㎝ほどかぶるように埋めて、上から軽く手で押さえて固めます。そして、たっぷりと水を与えましょう。プランターの底から水が出てくるまでです。その後の水やりは、土の表面が乾いてきたら、たっぷりです。双葉がでて、本葉が出揃ったら、生長の良いものを1本残して、ほかの2本を根元からハサミで切り取る「間引き」を行います。花が咲き始めたら、追肥として、野菜用の「有機化成」を1回与えます。それ以外は、肥料は必要ありません。
品種によっては、さやが伸びると、重みで倒れやすくなる物もあるのでその場合は、短い支柱で支えます。花が咲いた後、10~15日で収穫できますよ。
次回は、春から秋まで咲き続ける『ゼラニウム』をご紹介します。