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週刊ラジオトーク
2014.08.13

ブーゲンビレア

今回ご紹介するのは、トロピカルな印象の鮮やかな花を咲かせる「ブーゲンビレア」です。「ブーゲンビリア」と呼ばれることが多いのですが、正確には「ブーゲンビレア」です。中央アアメリカ~南アメリカ原産のつる性の樹木で、南国ムードいっぱいなので、夏のイメージがありますが、実際は、春に咲いて、夏に一休みし、秋に再び開花します。日本の高温多湿の夏はあまり得意ではないので、今は、少し休ませて秋からの花を楽しみましょう。
 
花色は、赤やピンク、オレンジ、黄色、白、すみれ色など鮮やかですが、花びらに見えるのは「苞(ほう)」と言って、葉の一部です。花はその中にある、小さな筒状の白い部分でほとんど目立ちません。一重だけでなく、八重咲きも登場し、華やかなものから優しい印象のものまで様々です。

 
東海地方で雪の心配のない暖かい地域なら地植えにして、アーチなどで楽しむこともできますし、最近はミニサイズや、つるにならないタイプも登場し、寄せ植えでも手軽に楽しめるようになりました。

 
枝が大きく伸び、0℃にも耐える「パープルローブ」なら、地植えにしても安心です。寒さに若干弱いですが、八重咲きの「ブライダルブーケ」は優しい色合いで、咲きすすむにつれて色が変わり、繰り返し良く咲きます。葉に白い斑が入る「サンデリアナホワイト」は、花も純白で美しい品種です。

 

お気に入りの苗を見つけたら、花付きが良く、葉の色艶が良く、下の方の葉まで元気な株を選び、日当たりの良い場所で育てます。鉢植えにする場合は、いきなり大きな鉢にしてしまうと花付きが悪くなるので、一回りだけ大きな鉢にし、鉢底には、必ず水はけを良くする「鉢底石」を敷き詰めます。土は栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」がおススメです。

 
水やりは、花が咲いている時期は、水切れしないように注意しますが、今、花が一休みしている場合は、鉢土の表面がカラカラに乾くのを待ってから与えるほうが、花付きが良くなります。伸びたつるは、螺旋階段のように、横に寝かせるように誘引すると、花数も増えますよ。

 

来週は、ヒマワリを小さくしたような花「ルドベキア」をご紹介します。お楽しみに。


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