今回は、南国ムードいっぱいの「プルメリア」です。「プルメリア」は、キョウチクトウ科の熱帯花木で、原産地は西インド諸島。日本では沖縄や小笠原諸島に自生しています。
花の色は、白、黄色、オレンジ、ピンクなどです。花には甘い香りがあって、花弁が厚くて花持ちが良いので、ハワイではよくレイに使われています。
本来はとても丈夫で、一年中花を咲かせますが、冬の寒さが苦手なので、日本で花が咲くのは、6~10月頃です。以前は、樹の高さが1mほどにならないと花が咲かないことが多かったのですが、最近は、30~50㎝ほどの高さでも十分に開花する矮性タイプの品種が増えたので、この時期は、開花した鉢物も購入できます。
鉢に植わっている株は、来年の春までそのまま楽しめます。植え替えをしたい時は、鉢底に必ずゴロ石の「鉢底石」を入れて水はけを良くし、「花ちゃん培養土」で植え替えます。
この地方では、地植えにすると、冬に枯れてしまうので、移動できる鉢植えがおススメです。もし、葉を全部落としてしまったら、休眠に入った証拠なので、水やりをストップして春に新芽が出てくるのを待ちましょう。
暑さには強く、日光不足になると枝が間延びして花も咲き難くなるので、日当たりの良い場所で育てましょう。注意したいのが、水やりです。枝だけで売られるほど、プルメリア自体はとても乾燥に強い植物です。鉢植えは、土の表面がしっかり乾くのを待ってから、たっぷり水を与えましょう。
10月までグングン生長し、次々と開花するので、肥料も必要です。花付きをよくする「果樹・花木の肥料」を与えると効果的です。キョウチクトウ科なので、枝が折れると白い樹液が出てきます。皮膚が弱い方は、この樹液でかぶれることがあるので、気を付けてくださいね。
次回は、種まきの時期を迎えた『テーブルビート(赤大根)』です。