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週刊ラジオトーク
2013.11.06

ソラマメ

今回ご紹介するのは、「ソラマメ」です。育ち始めたサヤが、空に向かって伸びる姿から「空豆」と言われます。上に向かっていたサヤが、だら~んと垂れ下がるようになれば、収穫の合図です。

 

ほのかな甘みと風味があり、ホクホクとした食感が特徴の「ソラマメ」ですが、「おいしいのは3日だけ」と言われるほど、鮮度が落ちやすく、収穫して一日で、多くの水分と糖分が失われていきます。ですから、自分で育て、収穫してすぐに食べれば一番おいしく味わえますよ。

 

「ソラマメ」の苗の植え付けには、11月が適しています。なぜなら、寒さに弱く、寒さに耐えられる苗の大きさが決まっているからです。芽を出したばかりの幼い苗や、本葉10枚程度に育ったしまった苗は、寒さで枯れてしまいやすいのです。越冬できる苗の大きさは「本葉4~5枚」くらいです。それなら、冬を過ぎてから種まきをした方がいいのでは?と思いがちですが、「ソラマメ」は寒さにあたることで花芽ができる性質があるので、冬を越すことが大切なんです。

 

そこで、この11月に、園芸店に行って、本葉4~5枚、草丈8~10cmほどの苗を選んで、植え付ければ、ちょうど良いタイミングになります。

 

土は、5年以上豆類を育てたことの無い土でないといけません。そのため、プランター栽培で新しい土を使うのがおススメです。底にはゴロ石の「鉢底石」を入れ、土は、栄養たっぷりの「花ちゃん野菜の培養土」を使いましょう。幅65㎝のプランターなら2株が目安です。寒さが厳しくなる前に、土表面をワラやバークチップで覆って、防寒しておきましょう。

 

暖かくなると元気に生長を始めますが、3月中旬頃、大きい丈夫な茎を6~7本残すようにして、他は付け根で切り取ります。この時、「有機化成肥料」を1回与えると効果的です。そして、花が咲き始め、草丈が60~70㎝になったら、茎の先端を切り取る「摘芯(てきしん)」をします。生長を制限することで、1つ1つのサヤがしっかりと大きく育ちます。5月頃には収穫できるようになりますよ。

 

次回は、クリーミーな果実『ポポー』です。


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