今回は、「ミモザ」です。「ミモザサラダ」って食べた事ないですか？サラダの上に、裏ごししたり、細かく砕いて散らしたゆで卵の黄身が、かかっていますよね。あの黄色がミモザの花ように見えることから、「ミモザサラダ」と名付けられたんですよ。「ミモザ」は、３月頃、黄色い小さなポンポンのような花を枝いっぱいに咲かせます。甘い香りもするんですよ。南フランスで春を告げる花として愛されていますが、日本では最近、家を引き立ててくれる、シンボルツリーとしても人気です。「アカシア」の仲間で、背の高い種類は１０ｍにもなりますが、２メートル未満の物もありますから、育てる場所によって、品種を選んで下さい。
ベランダなどコンテナに植えて楽しむなら、小型の「ゴールデン・トップ」がお勧めです。成長がゆるやかで、コンパクトに楽しめます。庭でも狭いスペースに植えるなら「パール・アカシア」がいいですよ。銀色の丸い葉が美しく、大き目の花が甘く香ります。シンボルツリーとして大きく育てたいなら「ギンヨウアカシア」です。生育旺盛ですが、剪定に強く、好みの形に仕立てられます。
お店には、蕾付き、早いものなら花付きの物も並びます。葉が黄色くなっていなくて、色艶が良く、株がガッシリとしているものを選びましょう。日当たりが良く、強風を避けられる場所が適しています。地植えにするなら、根がしっかり張るまでは、支柱を添えて固定しましょう。１メートル未満の小さい苗は、いきなり地植えにするよりも、鉢植えがお勧めです。生長がはやいので、二回り大きな鉢を用意し、底には必ずゴロ石の「鉢底石」を入れて水はけを良くし、「花ちゃん培養土」で植え付けて下さい。水やりは、土の表面が乾いたら、たっぷり与えましょう。ほとんどの「ミモザ」が四方八方に枝を伸ばすので、広いスペースでなければ、剪定が必要になります。剪定は、花が咲き終わった後、すぐに行います。水やりを忘れず、剪定の時期を守れば、毎年花を咲かせてくれますよ。
来週は、家庭菜園におススメの「ジャガイモ」をご紹介します。
