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週刊ラジオトーク
2018.01.06

葉ボタン

今年、最初にご紹介するのは、キャベツと同じアブラナ科の植物で、お正月の門松や寄せ植えでお馴染みの「葉ボタン」です。

 

「葉ボタン」は、葉が幾重にも重なってボタンの花のように見えることからこの名が付きました。名前の通り、花よりも葉を楽しむ植物ですが、4月頃に葉の中央から茎が伸びて、菜の花をほっそりさせたような花も咲かせます。以前は、直径40㎝~60㎝のキャベツのような大きいサイズが主流でしたが、だんだんミニサイズが増え、今では直径5㎝ほどの小さい葉ボタンも登場しています。葉の色や形も様々ですから、冬枯れの庭を華やかに彩ったり、春の寄せ植えにも重宝ですよ。お正月だけでなく、是非、これから先も育てて下さいね。

 

では、最近の人気品種をご紹介しましょう。直径20㎝ほどの細かい縮れ葉の「プラチナ・グロッシーレッド」は、葉に光沢があり高級感が感じられます。細かい切れ込みが孔雀の羽のように美しい「くじゃく」。中でも白色の「白くじゃく」は、どんな植物にも合わせやすい名脇役。黒みを帯びた紫色の「ベルサイユ・ブラックルシアン」は、黒バラのような姿が個性的で美しく、人目を惹きます。茎が30㎝ほど伸びて、その先に小さな葉ボタンがついているユニークな形の「ムーン・キャンドル」も寄せ植えに最適です。お店で選ぶ時は、葉の色艶がよく、下の方の葉が黄色くなっていないものを選びましょう。暖かい場所では、葉の色がボケてしまうことがありますから、戸外で育てるのがお勧めです。ただ、葉が薄いものは霜で傷みやすいので、鉢植えにして、軒下などへ移動できるようにすると安心です。

 

栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で、鉢底には必ずゴロ石を入れて植え付けましょう。冬の間は生長が止まっているので、株と株の間は詰めて植え付けると見栄えが良くなります。水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりです。寒さに強く、丈夫で育てやすいので、寂しくなりがちなお庭や寄せ植えに「葉ボタン」をプラスしてみてくださいね。

 

来週は、春の花を手軽に楽しむ「芽出し球根」をご紹介します。


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