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週刊ラジオトーク
2017.10.28

オリーブ

今回は、地中海原産の常緑樹「オリーブ」です。暖かい気候を好みますが、耐寒性もあり、マイナス10℃を下回らない地域なら、一年中戸外で育てられます。

 

ほっそりした葉の裏が白色で、風に揺れる姿がシルバーリーフのように美しい上に、この時期は紫や赤紫色の1~2センチの実をつける姿も楽しめるので、一戸建てのシンボルツリーとしても人気です。

 

ただ、実をつけて楽しむには、ポイントがあります。「オリーブ」には、1本で実をつけやすい品種と、自分の花粉では受粉しにくい品種があります。確実にたくさんの実をつけるには、異なる品種を2 本育てるようにするとよいですよ。1本しか育てるスペースが無いということなら、1本でも実をつけやすい品種を選ぶようにして下さい。

 

たとえば、小豆島でも多く育てられている「ルッカ」は、1本でも実をつけやすい品種です。スペインでオイル用に多く生産される「ネバディロ・ブランコ」は、花粉が多いので、実がつきにくいオリーブと一緒に育てるのがおススメです。「ミッション」は、樹の形が真っ直ぐスリムなので、ベランダなど狭いスペースでも育てやすいので人気があります。

 

お店にはこの時期、実付きの苗が並びます。今、実をつけていれば、来年も実のつく可能性が高いので、安心です。小さい苗は、実をつけるまでに数年かかることがあります。葉の色艶がよく、株元がぐらつかないものを選びましょう。日光が大好きですから、日当たりの良い場所で育てます。鉢植えにするなら、底にゴロ石を入れて水はけを良くし、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けましょう。

 

植え付け後は、しっかり水やりをして下さい。その後は、土表面が乾くのを待ってから、たっぷりと与えましょう。花や実のつく時期に水不足になると、実がつかなくなってしまうこともあるので、気を付けてください。2月に有機質たっぷりの「オリーブの肥料」など専用の肥料を与えると、花付き実付きが良くなります。鉢植えでも収穫を楽しめますよ。

 

来週は、夏に優雅な花を咲かせる秋植えの球根植物「ユリ」です。


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