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週刊ラジオトーク
2017.10.07

パンジー・ビオラ

今回は、「パンジー・ビオラ」のご紹介です。パンジーもビオラも同じスミレ属で、すっと伸びた細い茎の先に、丸っこい5枚の花びらをつけます。一応、花の大きさが直径3㎝以下の小さな物をビオラ、大きい物をパンジーと区別されてきましたが、最近は、あいまいになってきていますので、今回は、併せてご紹介します。パンジーもビオラも、今から5月頃まで次々と開花する一年草ですが、最近は夏を越して、毎年花を咲かせる品種も登場しています。

 

では、人気品種をいくつかご紹介しましょう。猫のひげのような模様が個性的な「キャッツ」シリーズは、パンジーでは珍しい淡い水色が登場し、美しいと評判です。一株が生長して40㎝ほどに広がる「サンベリーナ」シリーズは、小花が一面に咲いてボリューム満点!「カーペットビオラ」とも呼ばれています。細い花びらでウサギの顔のように見えるビオラ「野うさぎミーモ」は、可愛らしさから人気があります。フリルの入ったふんわりした花の「ムーランフリル」シリーズは、アンティークな色合いの花も多く、クラシカルでゴージャスな雰囲気です。

 

お店では、花がたくさんついているものを選びがちですが、注目すべきなのは、葉です。葉の色艶が良く、下のほうの葉が黄色くなっていないモノがっしりとして、根元がグラグラしていないものが元気に育つ苗です。

 

パンジー・ビオラは、日当たりの良い場所で育てます。鉢植えなら、鉢の底にゴロ石を必ず入れて水はけを良くし、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けます。植え付け後にたっぷり水やりをし、その後は、土の表面が乾いてからたっぷり与えるのが、水やりの基本です。常に土が湿った状態では、根が呼吸できず、窒息して枯れてしまいますので、土の表面が乾くのを待つことがポイントです。

 

そして一番のポイントは、咲き終わった花は、こまめに摘み取ります。そのままにしておくと、種を作ろうとしてエネルギーを消耗してしまい、花を咲かせることができなくなります。また、病気の原因にもなります。品種も豊富で、花の育て方の基本が身に着きますから、パンジー・ビオラから、ガーデニングを始めてみてはいかがですか?

 

来週は、春にブドウの房のような花を咲かせる秋植えの球根植物「ムスカリ」をご紹介します。


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