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週刊ラジオトーク
2012.11.14

今回は、日本人にはとても身近な実のなる樹「柿」です。

 

大木になるというイメージが大きいですが、柿農家では、人の背丈より少し大きいくらいに、低く仕立てられています。
家庭でも、剪定のポイントさえおさえれば、小さく仕立てられますし、鉢栽培でも20~30個ほどは収穫できるので、十分に楽しめます。

 

この時期、園芸店には、柿の苗が並んでいます。甘ガキの人気品種「富有(ふゆう)」や、サクサクとした食感の「太秋(たいしゅう)」などがお勧めですが、今育てている柿の実付きや味に満足いかない人は、「禅寺丸(ぜんじまる)」という品種を一緒に育てると、「種あり」にはなりますが、収穫量がアップし、甘くて美味しい柿が収穫できるようになります。

 

庭に植え付ける時は、一年中日当たりと風通しの良い場所を選んで、「果樹・花木の土壌改良材」でしっかりと力のある良い土にしておきましょう。
鉢植えなら、底にゴロ石「鉢底石」を必ず入れて、「果樹・柑橘の土」で植え付けます。
鉢の大きさは、直径30㎝の10号鉢くらいで育てましょう。
柿の根は真っ黒なので、枯れていると勘違いしないようにして下さい。
接ぎ木部分は、土の中に埋めず、3㎝ほど土の上に出るようにします。
土の乾燥にきわめて弱いので、特に鉢栽培では水やりに注意が必要です。

 

逆に肥料は、与え過ぎると実付きを悪くします。
真冬の時期の「寒肥」として「果樹・花木の肥料」をしっかり与えれば後はさほど必要ありません。
そして、小さく仕立てるために、毎年、剪定を行いましょう。
12月が剪定の時期になります。
その年伸びた枝の中で、太く短い枝が花芽のつく枝ですから、この太く短い枝は残し、長く垂直に伸びている枝は全て元から切ります。
また、太く短い枝が出ている元の枝も、先端3分の1を切ります。

 

また、実を成らせすぎると一年おきにしか実が出来ないことがあります。
6月に、葉15~20枚に対して実が一つという割合になるように若い実を摘み取って数を制限すると、毎年安定して収穫できるようになりますよ。


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