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みんなの花咲ライフ
2015.02.01

みんなに聞いた「バラの剪定&誘引の疑問」

花ごころ 花咲ライフ117 バラの剪定と誘因 『バラの剪定&誘引の疑問』 

ここでは、みなさんが感じていらっしゃるバラの剪定や誘引に関する思いや疑問をご紹介します。

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冬剪定は簡単。迷ったら切る!

女性マーク「バラを育てて何年か経ちますが、未だ剪定は苦手です。どうしても控えめに切ってしまい、結果混みあったり、バランスがおかしくなったります」(愛知県/あるちゃん様)

女性マーク「何だか怖いのと可哀想なのとで、強剪定ができない」(静岡県/ふー様)

女性マーク「時期を外すと咲かなかったりするけど、枯れるワケではない。位置を間違えると姿が乱れるけど、枯れるワケではない。強剪定が功を奏する事も多いので、たまには思い切ってバッサリ!」(愛知県/ローズ・オプティミスト様)

hanagokoro花ごころ 花咲ライフ117 バラの剪定と誘因『迷ったら強剪定」「怖い」「かわいそう」…みなさん優し過ぎるのか(?)、なかなか思い切った剪定ができないようですね。でも、剪定は、元気の良い芽に養分を集中させ立派な花を咲かせるためにも、そして、樹形を整え風通しを良くして病害虫を防ぐためにも不可欠な作業です。12〜2月が適期の冬剪定は、思い切りが肝心!この時期のバラは休眠期なので、深く切り詰めても枯れてしまうことはありません。むしろ、切らない方がリスクは高いんです。剪定するのが怖い、なんて考えず、“ローズ・オプティミスト様”のように、思い切って行ってください。多少枝を切り過ぎたからって木自体が枯れるわけではありません。特にブッシュタイプの冬剪定は簡単!地植えは40〜45cmの高さ、鉢植えの場合は株元から30cmの高さで、全ての枝をバッサリ切ってください。「迷ったら切る!」ぐらいの勢いで、思い切って行いましょう。

基本の剪定は3パターン

女性マーク「花がらを切り取るついでに剪定をしています。枯れ枝を切るくらいしか怖くてできないので、正しい剪定のしかたを知りたいです」(埼玉県/まあちゃん様)

女性マーク「勢いのある枝の剪定をする際、どれを切ったらいいかすごく悩みます」(福岡県/jerrify様)

男性マーク「剪定する時期と位置の見極めが難しい」(宮城県/ケーチャン様)

hanagokoroバラの剪定は種類によって様々な方法がありますが、四季咲きモダンローズ(木立性)の場合、剪定は次の3タイプの繰り返しだと覚えておいてください。

花ごころ 花咲ライフ117 バラの剪定と誘因 「基本の剪定は3パターン」1)花後の剪定(春と秋の開花期)…咲いた花をいつまでも咲かせておくと、体力を消耗し次の花が咲きにくくなります。花びらが少し傷んできたら、5枚葉を2~3枚つけて花がらを切り取りましょう。

2)冬剪定(冬の休眠期)…前述した通り、冬の落葉期を迎えたら、地植えの場合は40〜45cmの高さでバッサリと切ります。一番枝(春最初に花を付けた枝)の下から2~3芽を残すように、外側に向いた芽の上1cmのところで切るとイイですよ。

3)3~5年に一度の剪定(冬の休眠期)…冬剪定を毎年繰り返していくと、切り口が年々上に移動し、枝はだんだん弱ってきます。そこで、3~5年に一度、さらに思い切った剪定をして枝の更新をしましょう。冬剪定よりも下の根元に近い位置の、芽の上で切ります。シュートを含めて元気な枝を3〜5本残すようにして、ダイナミックな剪定をしましょう。

ベーサルシュートは、どう扱う?

女性マーク「6月頃に、1本だけすごい勢いでビヨ〜んと伸びた枝がありました。バランスが悪いので、株元から切ってもいいですか?」(三重県/プク様)

男性マーク「せっかく出たベーサルシュートを深く切り過ぎて枯らしてしまった」(兵庫県/hokuto様)

花ごころ 花咲ライフ117 バラの剪定と誘因『ベイサルシュートの扱い」hanagokoro一番花か二番花が終わる頃に、株元から勢い良く太い枝が伸びることがあります。これはベーサルシュート(新梢)と言って、来年の花を付ける大切な枝。だからベーサルシュートは大切に育てなければいけません(株元で切ってしまうなんて、絶対ダメ!)。でも、ベーサルシュートは他の枝よりも圧倒的に早く生長し、株からビヨ〜ンと飛び出してしまうので、どう処理したらいいのかわからず、“hokuto様”のように切り過ぎてしまうこともあるかもしれません。ブッシュタイプのバラのベーサルシュートの扱いについては、意見が分かれますが、ポピュラーなのは、『ベーサルシュートの花は見ない』というもの。ベーサルシュートは放っておくと、ホウキ状に枝分かれしてたくさんの花を咲かせますが、来年の開花数が減ったり、花が小さくなることがあります。だから、ベーサルシュートは、先端に蕾が見え始めたら、30〜40cmぐらいの高さでカットしてしまいます。

カットした所から次の花枝が出てきますが、蕾が付いたら花を咲かせずに再びカット。こうして秋まで花を咲かせない方が、太くて良い枝になると言われています。つるバラの場合は、ベーサルシュートはだいたい2mぐらい伸びますが、これは来年のメインのつるになる大切な枝なので、風などで折れないように注意しながら、そのまま伸ばします。先端に花が咲いたら、先端だけカットすると再び伸び始めるので、1年間はそのまま伸ばし続けてください。

つるバラの枝が誘引しにくい

女性マーク「枝が折れてしまいました。綺麗に誘引するコツが知りたいです」(千葉県/coba様)

女性マーク「枝の太いバラをアーチに選んでしまい、曲げるのに苦労している」(千葉県/sike56様)

女性マーク「大きめのアーチにピエール・ド・ロンサールを誘引していますが、枝が太くて固いため、本に書いてあるような“緩やかなS字に…”なんてできません。上まで一直線です。それでもちゃんと花がいっぱい咲いてくれますが、アーチじゃない方が良かったのかも」(北海道/さなちー様)

hanagokoroつるバラは、品種によっても、株の生長具合によっても、枝の硬さや太さはまちまち。誘引しにくい枝もありますよね。せっかく春から育てた大切な枝ですから、強引に引っ張って折ったりしないように注意しましょう。つるバラの誘引は12〜2月に行えますが、できれば12月中に行うのがベスト。というのは、寒くなればなるほど、枝は硬くなって、曲げにくく、そして折れやすくなるからです。また、上の方にくる芽が早くはっきりすれば、日がよく当たる芽に養分を集中させるようになるので、栄養を無駄使いすることなく、花がたくさん咲きやすくなります。また、12月なら、芽が膨らんでいないので、葉をむしる際にも、間違って芽をとってしまう心配も少なくなります。葉のない丸坊主の状態の方が、枝の位置がわかりやすく誘因しやすいし、後に出る新芽も、太陽をしっかり浴びることができるので、花つきも違ってきます。ちなみに、ブッシュタイプの場合も、剪定の2週間ぐらい前に葉を全てとっておくのがオススメです。そうすれば、枝色がはっきりとわかり、株の健康チェックもできます。赤色の枝が多いと、健康な証拠。逆に、黄緑や黄色の枝が多い場合は、調子が良くないことになるので、弱い部分をバッサリ切って、春の開花を一休みさせるくらいの方が良い場合も。

つるバラの剪定の基本は?

女性マーク「つるバラの剪定が一番悩みます。伸ばすと、枝ばかり茂り誘引しにくくなりました」(富山県/はるちゃん様)

女性マーク「大きく伸ばすつるバラをどこまで切れば良いかがわからない。株元から新しいシュートが出ないのでどうしたらよいか悩む」(愛知県/たかみ様)

女性マーク「つるバラは、思い通りに枝が伸びてくれない上に、思い切りが悪くて、剪定できない」(山口県/にこにこ様)

hanagokoroつるバラの剪定と誘引は、12月〜1月が適期。それまで誘引してあった枝は、できれば全部ほどきましょう。剪定は、ここ1年以内に伸びた枝を中心に、軸にする太い枝だけを残すのが基本。花が咲いていた細かい枝も全部切り、3年ぐらい前の古い枝は株元で切って、世代交代させていきます。さらに軸にする枝の先端も少し切り詰めておきます。どのように仕立てるかにもよりますが、軸にする枝は4本ぐらいあれば、十分に見応えのあるつるバラになります。剪定し終わったら誘引します。頂芽優勢と言って、一番高い枝に栄養分が集中して花芽を付ける性質があるので、枝全体が頂点になるように、できるだけ水平に誘引すれば花数が増えますよ。

花ごころ 花咲ライフ117 バラの剪定と誘因 「つるバラの誘因方法」

ミニバラに剪定は必要?

女性マーク「ミニバラでも剪定は必要なのでしょうか」(埼玉県/有田美穂様)

女性マーク「ミニバラなので、剪定は必要ないと思っています。必要ですか?」(愛知県/くみ様)

女性マーク「バラについて何も知識がないのでいつも適当に剪定してしまっています。ミニバラなので意外と適当に切っても丈夫なようです」(茨城県/ななな様)

hanagokoroミニバラは剪定しなくてもいいと思っている人も多いと思います。確かに、ミニバラは枝も細かいので、一本一本の枝を見極めて剪定するのは面倒だし、難しいですよね。でも枝を整える作業は必要です。まず、花が散り始めたら、5枚葉が1枚つくようにして切り取りましょう(花がら摘み)。房咲きのバラや5枚葉がわかりづらい時は、花首を切り取るだけでも十分ですが、忘れずに行いましょう。花がら摘みをこまめに行うことで、新しい枝を伸ばして次々と花を咲かせてくれます。さらに、冬の落葉期を迎えたら、全体の形を整えるような感覚で、全体の3分の1から2分の1を切り戻しましょう。こうすることで春には元気な枝が出てきますよ。

ベテランになればなるほどバッサリ?!

女性マーク「鉢植えなのでなるべく小さめに育てるようにこころがけています。最初はこんなに切っても平気?と恐る恐る剪定していましたが、最近はかなり遠慮なく切ってます」(神奈川県/石井智代様)

女性マーク「思い切って剪定したら、新しい枝がよく育った」(三重県/コリン様)

女性マーク「つるバラの誘引作業を夫婦で一緒に行うのですが、二人で相談して想像した通りに花がきれいに咲いた時は一番うれしいです。夫婦の合作成功だね~って喜び合います」(三重県/のぞみ様)

花ごころ 花咲ライフ117 バラの剪定と誘因 「思い切って強剪定」hanagokoro枝をバッサリ切るのは、結構勇気がいることですが、何度か繰り返すうちに慣れてきて、怖さも薄れてくるものなんですよね。ベテランになるほど、大胆になるのかもしれません(笑)。チョンチョンっと枝先だけを切るだけでは、細い枝しか出てきません。細い枝や古い枝では花が付きにくくなるだけでなく、株自体も衰 えてきます。そう、やっぱり思い切りが大切!それにしても“のぞみ様”はご夫婦で仲良くつるバラのお世話をしていらっしゃるんですね!思い通りにバラが咲 いた時の喜びはひとしおでしょうし、それがまたやる気にさせてくれますよね。何とも羨ましい限りです。


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