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みんなの花咲ライフ
2013.04.01

みんなに聞いた『寄せ植えの悩みと基本ルール』

みんなの花咲ライフ106/寄せ植えを、作りますか? みんなに聞いた『寄せ植えの悩みと基本ルール』

みなさんが寄せ植えを作る時の悩みは、以下の3つが多くあげられました。ここではそんな悩みと解決策をご紹介しましょう。

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■寄せ植えの悩み・トップ3■

【性質が似た植物を組み合わせる】

「性質の似た植物を選ぶ」(愛媛県/花本秀樹様)
「フランネルフラワーやエリカをパンジーなどと寄せ植えにして土質の違いで枯らしてしまった」(神奈川県/かず様)
「水やりのタイミングが同じものを選ぶ」(千葉県/coba様)

同じコンテナの中で複数の植物が共同生活する寄せ植えでは、同じ環境で同じお手入れ方法で育つ植物を選ぶことが大切です。日当りが好きなのか、日陰が好きなのか?水を多く必要とするのか、乾燥気味が好きなのか?など、植物にはいろいろな性質があります。それに、異なる植物を一緒に育てるので、良い土を使うこともポイントですし、“かず様”のおっしゃる通り、好む土壌のタイプを知っておくことも大切。ほとんどの植物が好むのは弱酸性の土で、パンジーやビオラもそうなんです。酸性の土を好むフランネルフラワーやエリカ、ブルーベリーなどと一緒に植えると上手くお世話できません。

株間は詰め過ぎずゆったり?

「植えてすぐに楽しみたい時はゆとりを少なめに植えますが、だんだん窮屈になってくることや、逆にいい具合になるまでに少しさみしい感じの寄せ植えになってしまうことが悩みです」(大阪府/しまうまこ様)
「パンジーの数を多くし過ぎて大きくなり過ぎたことがあります。込み過ぎて風通しが悪くなりアブラムシがついて困りました」(千葉県/かっぱのきゅうちゃん様)

生長した姿を想像して「株間はゆったり」というのが定説ですが、植え付けた直後はスカスカで寂しいものですよね。でも、最近の寄せ植え事情は少々変わってきているようです。人気ナンバー1のパンジーの場合、春の姿を想像してゆとりをもって植え付けます。また、春から夏に作る寄せ植えの素材は、サフィニアやロベリアなど、株が広がるタイプが多く生長も早いので、こちらもゆとりをもって植え付けます。でも、秋から冬の寄せ植えによく使われるガーデンシクラメンやハボタン、プリムラジュリアンなどは、あまり株が広がらないので、少々密に植えても大丈夫。そう、季節や植物のフォルムによって、株数を決めればいいんです。また、とにかく作ってすぐに観賞したい場合、わざと密に植えるケースもありますが、この場合は花がら摘みや切り戻しを行って、美しい状態をキープし、観賞期間は2〜3カ月と割り切って植え替えをしてあげましょう。

生長後の姿をイメージする

「高低差を付けたり、しだれたりする植物を入れています。あとは咲いた時の色合いを考えて作っています」(大阪府/麻呂まろん様)
「色合いと高低差をつける。どこから目線をもっていくかで、植え方を変えています」(東京都/こうじっち様)
「1つの植物だけ枯れてしまったり、シンメトリーに作っても片方だけがうまく育たなくて難しい」(富山県/ちゅうたろう様)

お店に並んでいる小さな苗を見て、生長後の姿を想像するのはなかなか難しいものです。でも、「どれくらいの草丈になるのか?」「どんなフォルムになるのか?」を知っておくことが大切。“麻呂まろん様”や“こうじっち様”のように、草丈を想像して高低差のあるものを選んだり、下に垂れ下がる植物を取り入れると、寄せ植えは小さな庭のような素敵な表情になります。植物のレイアウトは、どこから眺めるのか(目線)によって変わってきます。基本的には、まっすぐに伸びて背丈が高くなるものはコンテナの後方か中心、こんもりとボリュームが出るものはその手前、下に垂れ下がるものは一番外側に植え付けるとイイですよ。でも“ちゅうたろう様”のように、せっかく左右対称に植えても、植物の個体差があったり、日当りの違いなどでデザインが崩れてしまうこともありますよね。同じ環境で育った兄弟姉妹が、同じように成長するとは限らないので、これはこれで納得するしかないのかも?!

カラーコーディネートの基本は?

「色の使い方が難しいです」(岡山県/tomohito様)
「鉢の大きさにもよりますが、必ず白い花を入れています。ピンク系、イエロー系など色目を合わせながら植えています」(東京都/ちさママ様)

寄せ植えのカラーコーディネートは一番楽しくて、一番悩ましいことかもしれません。最も失敗しないのは、花色を1色に統一する方法です。同じ色と言っても、植物が異なれば同じ赤でも微妙に違うし、花の大きさや形、葉の色も違うので単調にはなりません。ちなみに複数の色を使う場合のコーディネートの基本は、主に次の3パターンです。

●同系色の組み合わせ…黄色とオレンジ、紫と青紫などを合わせる
● グラデーションの組み合わせ…濃い赤から淡いピンクまで、少しずつ濃度を変える
●反対色の組み合わせ…黄色と紫、オレンジと青を合わせる

但し、反対色の組み合わせは、同じ分量ではなく、どちらかを少なくしないとド派手にってしまうこともあるので注意!また、“ちさママ様”のおっしゃるように、同系色の花に白い花を加えると、グンと上品なイメージになります。花色にまとまりがないと感じたら、グリーンを増やすと落ち着きます。斑入りのグリーンを使えば明るい印象になりますよ。

長く楽しめる植物選びをする

「花の咲く時期が限られるものがあると、限られた期間しか理想の状態が見られない」(愛知県/ぽんころ様)
「花期の違いによりボリュームが出ない」(福岡県/asayan様)
「花時がそろわず淋しくなっちゃう。よく育つものと生育の弱いものと出てきちゃう」(愛知県/オプティミスト様)

寄せ植えを長く楽しみたいなら、できるだけ花期の長い植物を選び、開花時期が同じものを選ぶのがポイントです。例えば、春はチューリップ、夏にはヒマワリと、季節毎の花を入れたいところですが、花期が短いのが残念なところ。でも、パンジーやビオラ、ニチニチソウやペチュニアなら3〜4カ月はたっぷり楽しめるので、頻繁に寄せ植えを作らない人にはオススメです。また、コニファーなどの樹木、アイビーやフィカス・プミラ、タイムなどのグリーンを上手に組み合わせれば、花が少なくなってもそれほど寂しくなりません。さらに、寄せ植えで花を植え付けた時、「ちょっと寂しいかな?」「まとまりが悪いかな?」と感じたら、グリーンやカラーリーフを付け加えるだけで、表情が豊かになって、まとまった印象になりますよ。

北向きや日陰のスペースに飾りたい

「ちょうど、玄関に置きたいのですが、玄関方向が北向きなので日当たりがよくなく、どうしたら花にとって良いか迷います」(東京都/こうじっち様)

家の顔でもある玄関だからこそ、素敵な寄せ植えを飾りたい! でも、北向きの玄関のおうちって、結構多いんですよね。北向きの場所や日当りの悪い場所に飾る寄せ植えには、シェードガーデン(日陰の庭)向きの植物を選ぶのがいいと思います。例えば、一年草ならインパチェンス、トレニア、ワスレナグサ、多年草ならアイビーやアジュガ、ツルニチニチソウなど。また、日当りを好む草花の寄せ植えでも、ストックを用意しておけば安心です。2つ寄せ植えを作り、1つは玄関先に飾り、もう1つは日当りの良い場所で育てておけば、定期的に入れ替えて飾ることができます。ちょっと手間がかかりますが、植物への負担も少ないハズです。

野菜×花の寄せ植えでベランダ菜園を楽しく

「野菜とお花の寄せ植えをよくやります。パンジーは葉っぱが地味なので、野菜と植えると引き立ちます」(愛知県/うめだっち様)

ベランダで野菜づくりをしている人に特にオススメしたいのが、“うめだっち様”のような野菜と花の寄せ植えです。野菜だけをベランダで育てると、どうしても見た目が地味になりがちだけど、花と寄せ植えすれば素敵な一鉢になって、ベランダも華やぎます。コンパニオンプランツとしてナスタチウムやチャイブなど花の咲くハーブを合わせてもいいですよね。

寄せ植えのマンネリ化、どうする?

「毎年同じ植物を植えてしまい、どうしてもマンネリ化してしまいます」(愛知県/なかちゃん様)
「金額にこだわらない」(宮城県/ケーチャン様)

寄せ植えを作ろうと花苗を買いに行くと、その季節の花苗がズラリ!大半は毎年同じような花苗ばかり…そんな経験ありますよね? しかも、そういった季節の花苗は、大量仕入れのせいか価格も安いので、ついつい手が出てしまうんですよね〜。だから“なかちゃん様”のように、作る寄せ植えもマンネリ化してしまうのかもしれません。雑誌に載っているような個性的で素敵な寄せ植えを作るには、少々足を伸ばして花苗の品揃えが豊富なお店を訪れたり、“ケーチャン様”のように「金に糸目をつけない!?」という、思い切った考え方も必要だったりして???


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