アンケート結果
ガーデナーのみなさんは寄せ植えをどのくらいの頻度で、どんな時に作っているのでしょうか?季節ごと?それとも…
また、花が少ない冬の寄せ植えの植え込み材には、どんな植物がよく使われているのでしょうか? さらに、春に人気の植物は?
アンケート結果【1】どんな寄せ植えを作る?年に何回くらい?
数種類の植物を一つのコンテナに植え込む寄せ植え。ベランダに飾れば小さな庭の風景を楽しめるし、庭に置けばデザインのアクセントになってくれます。アンケートでは、寄せ植えを作ったことがあるという人は約7割《グラフA》。作る頻度は年に1回か年2〜3回という人が多く、季節ごとに寄せ植えを楽しんでいる人は2割程度でした《グラフB》。印象的なのは、昨年から今年にかけての冬に寄せ植えを作ったという人は、約7割《グラフC》。グラフAで寄せ植えを作ったことがあると答えた人は全員、この冬に寄せ植えを作ったということになりますね。この結果からもわかるように、寄せ植えを作るのは、冬が最も多いようで、その目的は「冬に楽しむため」ということのようです《グラフD》。確かに、冬は樹木や宿根草の休眠期で、庭の彩りが少なくなる季節だから、冬の花苗で寄せ植えを作って彩りを添えたくなります。それに、クリスマスやお正月などの行事でお客様の出入りが多い時期だから、玄関先を花で飾って出迎えたいという気持ちにもなりますよね。
アンケート結果(2)寄せ植えで、人気の植物は?
寄せ植えにする植物の組み合わせは、花苗×花苗、樹木×花苗、宿根草×花苗など無限にあります。では、最も多くの人が作ると答えた冬の寄せ植えには、どんな植物が多く選ばれているのでしょうか?結果は…やっぱりパンジー・ビオラがトップ《グラフE》。冬の寒さにも強く、花色も豊富、それに何と言っても、冬から春まで花期が長いのが魅力でしょう。その証拠に、春に寄せ植えにしたい植物でもパンジー・ビオラがトップでした《グラフH》。 お正月の定番、2位のハボタンも様々な色や形のミニ品種が増え、寄せ植えの植え込み材として不動の人気を得ていますよね。また、アンケートでは約2割程度 の人しか作っていないというハンギング(吊り下げ)タイプの寄せ植えですが、こちらでもパンジー・ビオラが人気ナンバー1でした。パンジー・ビオラは垂れ 下がるように茎を伸ばすので、動きを出したいハンギングにはぴったりの花苗ですよね。さすがに動きが少ないハボタンは、ハンギングにはあまり使われていな いようです《グラフG》。
寄せ植えの楽しみは、一つのコンテナの中で複数の植物たちが、だんだん生長して馴染んでいく過程を見ることにもあります。そして、いつかは季節の花は終わ り、見頃を過ぎてしまいます。みなさんは観賞期を過ぎた寄せ植えをどうしていらっしゃるのでしょうか?最も多かったのが「宿根草や樹木などはそのままにし て、一年草や球根を入れ替える」という答。さすが!宿根草や樹木をベースにして、季節ごとの草花を入れ替えて楽しんでいる人が多いんですね。そう、枯れて しまったり、バランスが崩れたり…寄せ植えにはリフォームやリメイクが必要です。樹木や宿根草は剪定をしたり、一年草でも長く楽しむには花がら摘みなどの 作業も不可欠です。せっかく寄せ植えを作ったのなら、少しでも長く美しい状態で楽しむために、ぜひ行ってくださいね。
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