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みんなの花咲ライフ
2013.08.01

みんなに聞いた『苗選びのコツ&体験談』

これまでに数々の花苗を見極めてきたみなさんの体験談をご紹介しましょう。その判断基準、本当に正しい?それとも…?

良い苗選び=良い店選び

「いろんなお店でたくさん見ると、「あ、ここの植物は、みんな、すごく生き生きしてて、気持ち良さそうに育ってるな」と、思うお店が判るようになる」(愛知県/ローズ・オプティミスト様)

「花苗は店員さんに聞くのが一番です。店員さんの手入れ方法、手つきを見るときちんと管理できてるかが分かるので、信用できる店員さんを見極めることがいい苗との出会いになると思います。いい店員さんからいい苗はつながってます。管理が悪いとせっかくの苗もうまく生きることができない気がします」(栃木県/ひまわりむすめ様)

ポットの土がカラカラに乾いていたり、花ガラ摘みもされていない苗…たま〜に見かけますよね。花苗は生鮮食料品みたいなものですから、生産者の方がどんなに良い苗を作っても、お店の管理が悪ければ台無し! “ローズ・オプティミスト様”のように、できるだけたくさんの園芸店に足を運べば、お店の良し悪しもおのずとわかって来ますよね。もともと悪い管理をしているお店で、良い苗を探すなんて至難の業。良い苗選びは、良い店を見極めるのが第一歩なのかもしれません。また、花苗の管理をするのは人です。そういう意味でも、“ひまわりむすめ様”のおっしゃる通り、お店=人(店員さん)の良し悪しは大切ですね。

花や蕾の数は多い方がいい?

「なるべく株が大きく、しっかりしたもの、蕾の多いものを選ぶようにしています」(東京都/西月くるみ様)

「新鮮で葉がイキイキとしていて、蕾がたくさん付いている花苗を選んで購入しています」(大阪府/麻呂まろん様)

今回のアンケートでは、蕾の多い苗を選ぶという人は8割いらっしゃいました。確かに蕾が多いと、たくさん花を咲かせてくれそうな気がします。でも、実は花や蕾の多さは重要ではありません。葉の色ツヤは人間で言えば顔色のようなものなのでとても大切。葉の色ツヤが良ければ、根も元気な証拠です。逆に、下葉が黄色くなっている苗は、水切れを起こしている可能性大なので、避けるようにしましょう。また、株の大きさも重要ではなく、大き過ぎずこじんまりと育っている苗を選びましょう。苗は人間で言えば、赤ちゃんのようなもの。幼い頃の栄養や環境が良ければ、今は小さくても元気にスクスク育ち、たくさんの花を咲かせてくれます。

咲いてみたら、花色が違った!!

「表示されている花の色と実際のものが違うことがあるので、一つ咲いているものを選ぶようにしている」(千葉県/マリー様)

「失敗談です。8年位前、近所のホームセンターで購入したバラの苗が、ラベルの花色と違っていたので、お店の方に言った処、輸入品なので良くあることだと言われてしまいました。草花はともかく、やっぱり、育て方なども教えてくれる専門店がいいですね」(埼玉県/えっちゃん様)

花苗を選ぶ時には、咲いている花や蕾の数は、良い苗選びの基準ではないと書きましたが、ラベルの色と全く違う色の花が咲いたら、ちょっとショックですよね。蕾が膨らんでいくうちに、「あれれっ?色が違う…」なんて、感じですよね。生産者さんがラベルを付け間違えたのか、それとも店頭でラベルが入れ替わったのか…???“マリー様”は、きっと過去にそういう経験があったために慎重になられているんでしょうね。一年草の花苗ならば何とか我慢できるとして(?)、“えっちゃん様”のバラ苗の場合は、ショックが大きいですよね。バラの大苗の場合は、花や蕾どころか葉っぱもない状態で販売されるので、確かめようがありません。しかも、花が咲くのは春になってから。万が一、違う花色だったら保証してもらえるのかを確認してから購入するという手もあるのかもしれませんが、実際に育ててしまうと愛着がわいてきて、「花色が違うから、もういらない」とはいかないと思います。やはり、信頼できるお店で購入するしかないですよね。

植え付け適期の苗を選ぶ

「春先のお店の苗(庭に植える苗)は、暖房の所に置いてあるものが多い。去年、枯れそうになりました。買いたいと思っても、暖かくなってから買います」(愛知県/くみ様)

「特に寒い時期に購入する時は温室栽培品は避ける(木造家屋では育たない)」(愛知県/盆ちゃん様)

お二人ともよくわかっていらっしゃいますね。確かに、温室栽培された苗は、本来の植物の生長期よりも早く店頭に並ぶことがあります。例えば、5月が植え付け適期のインパチェンスの苗などが3月ぐらいに店頭に並んでいることもありますが、暖房が効いた店では大丈夫でも、まだ寒さが残る庭に植え付けても枯れてしまうことがあります。季節の花苗を生育に適さない気温の時期に購入するのは、管理が大変になるので避けた方が無難です。最新ファッションが季節を先取りして店頭に並んでいても、すぐには着られないのとちょっと似ているかも?

元気な苗は、がっちり骨太タイプ

「茎がグラグラせず、太くしっかりしているもので、根元の方の葉が黄色くなっていないもの、また、蕾の多いものを選んでおり、今のところ失敗はありません」(東京都/manya3様)

「茎が太くてしっかりしていることを、花やつぼみの状態より優先して選んでいるつもりですが、選ぶことは難しいです」(神奈川県/シャイロ様)

苗は見かけは小さくても、少々揺らしてもぐらつかないぐらい茎が太くしっかりとしたものを選びましょう。葉と葉の間隔があき過ぎて、ヒョロヒョロと間延び した苗は、日照不足や水の与え過ぎが原因です。生長しても花付きが悪かったり、病害虫に弱かったりするので避けてください。また、葉の裏側もチェックし て、ハダニやアブラムシがいないか、黒い斑点はないかなど、病害虫に侵されていないか必ず確かめましょう。病害虫に気づかずに植え付けてしまうと、他の植 物にまで被害が及ぶことも…。

一目惚れ、衝動買いは危険!?

「花がきれいだからと言う理由で選ぶと必ず枯らしてしまう。気候や日照などの条件に合ったものでないと失敗しやすい」(山口県/にこにこ様)

「我が家の庭は日照がそれほど良くないので、日当たりを好む花は植えられません。なので、苗を選ぶときに一番重視するのはラベルの日照に関する表示です」(千葉県/つくし様)

「衝動買いをしないこと」(神奈川県/炎の走者様)

ラベルのきれいな花の写真を見ると、一目惚れしてついつい育ててみたい!と思ってしまいますが、自分が育てる環境が、その植物に適しているかどうかを考えないと、枯らしてしまったり、管理が難しかったりしますよね。苗選びの基本は、その植物の性質を知ることが基本中の基本。そういう意味では、“炎の走者様”の「衝動買いをしない」という意見はごもっともです!ラベルに書かれた情報だけで判断できなければ、店員さんに尋ねたり、ひとまず購入を控えて、自分で調べてから出直すぐらいの余裕を持った方がいいかもしれません。

できれば根もチェック!

「バラ苗を購入した時、枝も太くしっかりした苗を選んだのですが帰宅して地に植え付けようとした時にビックリ!根がヒョロヒョロでほとんどないのです。結局根付かずに枯れてしまいましたが、土の中の状態は見えないのでお店を信用するしかないのですが欲しかった苗だけに残念でした」(静岡県/お 茶みかん様)

「以前は葉の数を気にしていたが、最近では株元に気を付けて選ぶようになった。雑草やコケが生えているものは選ばないようにしている」(兵庫県/のねな様)

根の状態はなかなかチェックできないので、“お茶みかん様”のように残念なケースもあるのかもしれません。でも、できれば根の状態もできる限りチェックしましょう。まず、根詰まりを起こしていたり、売れ残って植え付け時期を逃してしまった苗は、ポットの中で根がびっしりとまわっていて、ポットの底から茶色い根が出ていることがあります。こういう苗は避けましょう。また、植物の種類にもよりますが、元気な根は白く、細い毛のようなもの(毛細根)に覆われています。この白い根が鉢底から少し見えるぐらいなら、ちょうど植え付け適期です。さらに、“のねな様”のようにポットの土も見て、コケや雑草が生えていないかも点検しましょう。コケは菌類なので、悪いものではありませんが、清潔にしていないという点では、管理が不十分と言えるかもしれません。


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