現在、樹木を育てている人は8割以上《グラフA》。でも、シンボルツリーとして樹木を育てている人は5割ほど《グラフB》。ということは、3割の人がシンボルツリーを意識せずに育てているということですね。シンボルツリーとは、庭やエントランスに植えられ真っ先に人目を引く木で、その家を引き立て象徴する樹木のこと。もちろん、地植えだけでなく、鉢植えだって立派なシンボルツリーになります。シンボルツリーを地植えか鉢植えのどちらで育てているか伺ってみると、やはり鉢植えだけという人が2割ほどだったのに対し、地植えのみの人が6割と圧倒的に多いことがわかりました《グラフC》。
きっと子供の誕生や結婚など、家族の節目の時に、記念樹としてシンボルツリーを育て始める人が多いと思っていましたが、実際、シンボルツリーを取り入れた理由を伺ってみると、「庭のデザイン上、フォーカルポイントにしたくて」という人が最も多くいらっしゃいました《グラフD》。確かに、花苗がたくさん植えられた庭ももちろんキレイですが、そこに樹木が1本あるだけで、庭に立体感が出て、一つの景色ができあがります。また、新築の家では、シンボルツリーが建物の前に植えられた途端に、まるで生命が吹き込まれたかのような印象になります。さすがに花咲ライフの読者のみなさんは、シンボルツリーの効果をよく理解していらっしゃるようですね。

シンボルツリーとしてみなさんが育てているのはどんな樹木かを伺ってみると、その答は様々。確かに、和風の家なのか洋風の家なのかによっても、庭の広さや環境によっても樹木の選び方は変わってくるので当然かもしれませんね。その中でも、比較的人気だったのは、ジンチョウゲ、ライラック、ゲッケイジュ、ブルーベリー、サルスベリ、ハナミズキ、ヒメシャラなど。では、みなさんは、シンボルツリーを選ぶ際に一番こだわったことは何でしょう？最も多かったのは「花が咲く花木」という点でした《グラフE》。ジンチョウゲやハナミズキなど、花が美しい樹木が人気なのもうなずけますね。
では、みなさんはどのくらいの大きさから育て始めたのでしょうか？「30cm以下の苗木」「鉢植えぐらいの大きさ」と、わりと小さいサイズからスタートする人が多いようです《グラフF》。家を新築した場合などは、業者におまかせするケースが多いと思いますが、さすが花咲ライフの読者のみなさんは植物好きのガーデナー！きっと、自分の手で育てる楽しみも味わっていらっしゃるのかもしれませんね。また、シンボルツリーを育てて困ったことを伺ってみると《グラフG》、「想像以上に大きくなった」という人がたくさんいらっしゃいました。樹木は草花に比べてロー・メンテナンス（手間がかからない）と言われますが、シンボルツリーは、庭や家屋とのバランスがとても大事。だから、整枝や剪定はきちんと行って、美しく風景を保つようにしましょう。

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