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ホーム花ごころメディア旬の園芸レッスンどこまでも強く、 美しさは限りなく。 バラの新時代〜ロサ オリエンティス プログレッシオ〜
旬の園芸レッスン
2021.03.31

どこまでも強く、美しさは限りなく。バラの新時代 ロサ オリエンティス プログレッシオ

「バラだって、普通の庭木や草花と同じように育てられますよ。」バラ栽培の経験がある人ほど「えっ?そんなの無理でしょ!」と思うかもしれません。今回特集するのは、そんな夢のような、新しい時代を切り拓くバラのお話です。

私たちは、ずっと待っていた!
本当に強いバラ。

 ここ20〜30年ぐらいの間に、日本でのガーデンローズのイメージはガラリと変わりました。イングリッシュローズを始め、新しいタイプのヨーロッパ生まれの品種が次々と導入されるようになり、花色、花形、香り、樹形…選択肢の幅はグンと広がりました。また、四季咲き性でよく咲き、強くて育てやすいとされる品種も続々と登場しています。ところが、そんな欧米生まれのバラを、いざ日本で育ててみると「秋にあまり咲かない」「夏は元気がなく、良い花が咲かない」おまけに「無農薬でも育つはずなのに、葉はボロボロに」…そんな声をよく耳にします。考えてみれば、欧米と日本では気候風土も全く違います。<所変われば品変わる>で、バラだって違う環境で育てれば、違った育ち方をするのは当たり前なのかも。

 ロサ オリエンティスは、今最も注目される育種家・木村卓功氏によるブランド。ラテン語で「東洋のバラ」を意味するブランド名が示す通り、2013年の立ち上げ以来、日本やアジアの高温多湿の気候でも良く育ち、日本の住宅事情、日本人の美意識にも馴染む、個性豊かなバラを送り出しています。さらに、2019年発表のロサ オリエンティスのサブブランド「プログレッシオ」は、耐病性の向上を育種目標に掲げ作出されたシリーズ。<バラは定期的な薬剤散布が不可欠>という定説を覆すほどの強さを備えたプログレッシオは、今、国内のみならず世界から注目を集めています。何しろ、欧米に比べずっと過酷なアジアの環境で健全に育つバラならば、その強さは折り紙付です!日本の高温多湿多雨の気候でも、四季咲き性に優れよく咲き、さらに無農薬や低農薬でも育つ<本当に強いバラ>。ロサ オリエンティス プログレッシオは、私たちがずっと待ち望んでいたバラなのかもしれません。

PROFILE

ローズクリエイター 木村 卓功
(きむら たくのり)氏

10代後半からガーデンローズの育種を始める。高温多湿の日本の気候風土でもストレスなく美しく育つ新品種を次々と発表する、今、最も注目を集める育種家の一人。自身のブランド「ロサ オリエンティス」は、新時代のバラとして、世界中の愛好家たちの熱い視線が注がれている。


◀︎10月頃。木村 卓功さんが栽培を行う広大な畑では、品種ごとに整然と並び、美しい花が咲き揃う。

◀︎淡いピンクから中心へ向かうほど濃いピンクになるグラデーションが美しい『シャリマー』(2019年発表)。高い耐病性と美しさを兼ね備えたロサ オリエンティスの自信作。

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