元気に育てて、収穫スタート!2年目からの ブルーベリー・スタディ
1回目の冬剪定で半分に切り戻した枝の葉芽からは、新しい枝が伸び、その枝先に花芽が付きます。
2回目の冬剪定では、果実を収穫するために花芽を残して剪定しますが、欲張って全部残すと、株を弱らせ翌年以降の収穫数が減ったり、果実が充実せず味が落ちる原因に。花芽の数は半分、もしくは葉芽に対して1/3〜2/3(葉芽が3個なら花芽を1〜2個)に減らしましょう。
2回目の冬剪定では、果実を収穫するために花芽を残して剪定しますが、欲張って全部残すと、株を弱らせ翌年以降の収穫数が減ったり、果実が充実せず味が落ちる原因に。花芽の数は半分、もしくは葉芽に対して1/3〜2/3(葉芽が3個なら花芽を1〜2個)に減らしましょう。
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春に芽が動き始める前に植え替え(または土替え)を行います。3年目ぐらいからは一回り大きな鉢に植え替え、最終的に12号鉢になるようにサイズアップしていけば、満足のいく収穫が望めます。これ以上鉢を大きくしたくない場合は、一旦鉢から株を抜き、竹べらなどで根鉢の底と側面をほぐしてから、同じ鉢に新しい用土で植え直しましょう。

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早いものは6月から、そして7月になると収穫の最盛期を迎えます。日中の高温時は避けて、気温が上がる前の早朝から午前中に行います。房なりの果実は一度には熟さないので、全体が深い青紫色になり、ヘタのつけ根まで色づいたものから順に収穫しましょう。完熟した実は軽く引っ張るだけでポロっと取れます。樹上完熟しかしないブルーベリー、摘みたての完熟の果実は、びっくりするほどの美味しさです。
娘が生まれた記念に、母が小さなブルーベリーの苗木を庭に植えてくれたことが、ブルーベリーとの最初の出会いでした。運良く上手く育ち、子供たちと一緒に収穫して、ジャムやジュースを作ったり…子供たちの喜ぶ姿を見て、楽しいし、美味しいし、無農薬で育てられるし、ブルーベリーって、いいなぁ〜と感じました。今後は、どの家庭にも当たり前のようにブルーベリーの木がある…そんな風になったら素晴らしいと思っています。
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HANAGOKORO INFORMATION
編集後記
今回の取材では特に印象に残ったことが3つあります。1つは、杉田さんのブルーベリーにかける強い思いとその行動力です。ブルーベリーを通じて様々な人々と出会い、常に新たなチャレンジを続ける姿勢は本当に素敵です。2つめは、3月上旬のブルーベリー畑の様子。奔放に伸びているように見える枝は、すべて2年後の実付きを考えて剪定されていることを知り驚きました。3つめは、併設するカフェで頂いたブルーベリーパイ…自家製パイ生地と濃厚なブルーベリーソースのマリアージュ。その美味しさは衝撃的でした!次回は是非ブルーベリー狩りに伺いたいなと思っています。(菅原)