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旬の園芸レッスン
2020.05.12

ようこそ!ブルーベリー

ようこそ!ブルーベリー

 

本当に美味しい生のブルーベリーを食べたことがありますか?あのコロンとかわいらしい果実がどんな風になるのか?ブルーベリーの木ってどんな木だか知っていますか? ブルーベリーって、育ててみないとわからないことが意外と多いのかも…。今回は改めて、美味しい果実をたっぷり収穫するための栽培の基本を、ブルーベリー栽培のエキスパートのアドバイスをまじえてご紹介します。

改めて、ブルーベリーの魅了って何? 改めて、ブルーベリーの魅了って何?  ブルーベリーはもともと北半球の広い範囲に自生するツツジ科の果樹で、北米で品種育成が行われるようになったのは20世紀以降。今では日本でも100種類以上が入手可能で、新しい品種が続々と登場しています。人気の家庭果樹として、たくさんの人が育てているブルーベリーですが、その魅力はどこにあるのでしょうか?
 愛知・岐阜・長野の県境に位置する豊田市稲武地区、標高600m、4ヘクタールの農地で約4200本ものブルーベリーを栽培し、収穫期にはブルーベリー狩りで多くの人が訪れる『摘み取り園 ブルーベリーのこみち』。ここのオーナー杉田雅子さんに、生産者から見たブルーベリーの魅力を伺うと、次のような点をあげてくださいました。

(1)低木で小型だから管理しやすい
(2)果実が小さく、作業がしやすい
(3)機能性に優れ、冷凍しておけばいつでも加工できる
(4)花、果実、葉も美しく、鑑賞性にも富んでいる
なるほど、これって家庭で育てる場合も同じかもしれません。樹高1〜2mほどの低木だから鉢植えでも栽培でき、収穫作業も脚立やハサミがなくてもOK。トゲもないので、子供と一緒に安心して収穫できます。また、徐々に熟する果実は、冷凍保存しておけば、いつでも必要な量だけ利用できます。また、可愛らしい果実だけでなく、春にはスズランのような釣鐘型の花、晩秋の紅葉と、四季の移り変わりも楽しめます。そして、やっぱりブルーベリー栽培の最大の魅力は、摘みたての完熟の味を楽しめること!ブルーベリーの果実は、追熟しないので、収穫後に甘みが増すことはなく、しかも日持ちもしないため、新鮮な完熟果実はなかなか流通しにくいのが実情です。そう、本当に美味しいブルーベリーを味わえるのは、育てている人の特権なのです。

今回Mako’s Noteでアドバイスをいただいたのは・・・・

杉田 雅子さん Masako Sugita
摘み取り園 ブルーベリーのこみち・ブルーベリーのケーキ屋さんMAKO オーナー
1959年山口県周防大島郡大島町生まれ。2005年、愛知県豊田市・旧稲武地区の休耕地を利用し、ブルーベリー栽培をスタート。現在は、4ヘクタールに及ぶ観光農園「ブルーベリーのこみち」にて、4200本のブルーベリーを育てている。2012年からは、ブルーベリーの加工・販売にも取り組み、「ブルーベリーのケーキ屋さんMAKO」をオープン。農園で採れた完熟ブルーベリーを使用したジャムやジュース、そしてケーキやパイ、フィナンシェなどを販売。地元ファンや観光客、通信販売でも好評を博している。

そだててあそぼう「ブルーベリーの絵本」

編集:玉田孝人 絵:ささめや ゆき
出版社:農文協

杉田さんがブルーベリーに興味を持つきっかけになったのがこの絵本。ブルーベリーの歴史、植物学的な説明から、家庭での育て方まで、専門的な内容も押さえつつ、やさしいタッチの絵とわかりやすい文章で、子供も大人もしっかりと学べる内容になっている。


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