『オリーブの肥料』の使い方
春 肥 ● 2月
春は新しい枝葉を出すため、最もエネルギーを要する時期。その春を迎える直前の2月中に、肥料やりをしっかり行い、春に向けてのエネルギーを蓄えさせましょう。
夏 肥 ● 6月(鉢植えのみ)
土の量が限られている鉢植えは、ここで追肥をしておくことがポイントです。春から夏に伸びた枝に、冬になると花芽が形成されます。この時期の施肥は、充実した枝にするため、また真夏の暑さを乗り切る体力をつけるためのものです。
秋 肥 ● 10月
オリーブの実の収穫は11月頃。この時期の施肥は、収穫直前に果実をしっかり肥大させるのと、樹木自身の疲れを取るためです。果実をつけることは樹木自身にも負担が大きいので、肥料を与えて体力をつけさせることで、冬の花芽形成に悪影響が出ないようにします。
※注意事項※
今年に入って2月の肥料やりをしていない場合は、遅くても3月中には与えましょう。また、オリーブの場合、根を傷めないためにも、植え付け時には肥料(元肥)を与えません。寒い時期なら1カ月、暖かい時期なら2週間経ってから、肥料を土の上に置きます。
●鉢の大きさや樹齢に合わせて、与える量を変えましょう。鉢植えなら土の量で、地植えなら樹齢で使用量が変わるので、それぞれを確認してみてください。
●お店で販売されている苗木の鉢の大きさと樹齢の関係は、品種にもよりますが、3号ポットがさし芽から大体1~2年、7号鉢が大体3~5年です。
鉢植えの場合、株元から2~3㎝離して適量を置きます。
庭植えの場合、枝先から真っ直ぐ地面に降りたところに置きます。
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