先日は紅葉狩りに愛岐トンネル群と言う場所へ

 

 

ここは１９００年(明治３３年)に国鉄中央線名古屋～多治見間の開通時に造られた、高蔵寺～多治見間の庄内川の渓谷に点在する隧道ですが、複線化、電化に伴い昭和４５年に廃線・・・

それからは列車も通ることなく深い森の中で眠っていたトンネルです。

ただ、そのトンネル達は現在のコンクリートのトンネルでは無く、全て職人の手で積み上げられた煉瓦積み。

現在では産業遺産として保存会も立上り、毎年年に二回、春と秋に期間限定で公開されています。

特に秋の紅葉時は沿線沿いに点在する木々の紅葉が楽しめる絶好の場所なので、公開開始当時から毎年足を運んでいます。

 

 

特に圧巻がコチラのヤマモミジ。

私はヤマオヤジって呼んでいますが…(笑

県内でも最大級のヤマモミジとの事で、紅葉の盛りになると素晴らしい景観を作り出してくれます。

しかし、今年はマイマイガの大発生で一度葉をすべて食べられてしまったとか…。

夏から芽生えた葉なので小さく紅葉も遅め。

今年はマイマイガの被害が長野の山の方でもあったらしく、楢の木などが食害。結果実を付けられず、それらを食料としている野生動物…特に熊が町まで降りてくると言う二次被害も出しています。

※マイマイガは侵略的外来生物ワースト１００に入っている害虫。

 

と言う事で今年はちょっと残念な結果になってしまったので、去年の盛りの時期の写真を

 

 

こんな感じ。

圧巻です。去年はオヤジ頑張っていました(笑

 

 

そして、トンネルは工事した当時は今とは違って便利な機械が無かった時代。

嘗ての職人さんがひとつひとつ全て手積みした煉瓦の造形。

この技術と根気にも脱帽です。

当時は蒸気機関車だったので煉瓦に燻が掛かり、歴史の重みも伝わってきます。

 

 

普段ではなかなか見られない構造物と風景。

お庭をデザインするには机上の技術と経験だけでは限界が来ます。

普段仕事をしていても煮詰まる事が良くあります。

そんな時にはお外に出て、普段と違う空気を感じる事が一番！

 

投稿者：Y

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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