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週刊ラジオトーク
2014.09.24

カレックス

今回は、秋らしい花壇や寄せ植えの脇役として注目の「カレックス」です。聞きなれない名前ですが、葉を楽しむ「グラス類」の一つです。特に、ススキのように穂をつけるものから、イネの葉のように細く長い葉で、縞模様のある物、銅のように赤黒くて光沢のある色など、見た目の美しい物は「オーナメントグラス」と呼ばれています。

 

ただの草…と思われるかもしれませんが、秋の日差しに輝く穂や、風になびく葉の動きが美しく、他の植物も引き立たせてくれます。グラス類が1株入るだけで、平凡なお庭や寄せ植えが、一気に秋らしくなります。その中でもお勧めなのが、今日ご紹介する「カレックス」です。草丈が大体15~30㎝と短いものが多く、庭のちょっとしたスペースや寄せ植え、ハンギングバスケットなど、色々と使えて重宝します。
 

「カレックス」は、全世界に2000種類以上が分布していて、日本にはその1/10にあたる200種ほどが自生しています。一年草と多年草があり、花をつけるものもあります。葉は、イネのように細長いものや、ワイヤーのように細いものまで様々ですし、色も緑色だけでなく、ライム色やブロンズ色、斑の入るものもあります。

 

たとえば、緑色に黄色の斑が明るく軽やかで、どんな草花とも合わせやすい「ジェネキー」。オリーブ色の「アウバウム」は、細く柔らかい葉が優しい印象に。別名「ミルクチョコレート」とも呼ばれる「ブロンズカール」は赤茶色の短く細く柔らかい葉の先がカールしていて、かわいらしい雰囲気になります。

 
お店で選ぶ時は、枯れた葉のない、葉先まで元気な株を選びましょう。日向でも日陰でもよく育ちますが、斑入りの品種は、強い日差しで「葉焼け」と言って、日に当たって葉の縁などが変色する現象を起こしてしてしまうので、夏場に半日陰になるような場所が良いでしょう。鉢植えなら、底に「鉢底石」を入れて水はけを良くし、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」に植え付ければ、肥料は必要ありません。葉の美しさがポイントなので、枯れた葉はこまめに取り除いて下さい。

 
来週は、シルバーリーフが美しい「モクビャッコウ」をご紹介します。お楽しみに。

 


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