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週刊ラジオトーク
2014.03.05

レンギョウ

今回は、「レンギョウ」をご紹介します。この時期、庭や公園の生け垣に、鮮やかな黄色い花を枝いっぱいに咲かせる姿を見かけることがあると思います。

 

「レンギョウ」は、落葉性の低木で、地面近くからたくさんの細い枝を伸ばします。真っ直ぐ上に伸びる「直立性」と、枝が弓のようにしなって枝先が地面についてしまう「つる性」があります。2~3㎝の黄色い花は、4枚の花びらがうつむき加減に開くので、1つ1つは地味に見えますが、枝いっぱいに咲く姿はとても華やかで、春の訪れを感じさせてくれます。

 

丈夫な植物で、北海道南部から九州まで広い地域で育ち、毎年開花してくれます。日本原産の「ヤマトレンギョウ」など古くからある品種に加え、最近は園芸品種も増えて、さらに丈夫になり、育てやすくなりました。従来品種よりも花が大きい「スノーオフ」。白から黄色の斑が葉全体に入る「タフスアーノルド」は、カラーリーフとして楽しめます。小さい若木のうちから大輪の花をびっしり咲かせる「ゴールドラウシュ」は、鉢植えにおススメです。

 

この時期は、花付きの苗が出回っていると思います。育てる場所を考えて、つる性か直立性を考慮して選びましょう。「レンギョウ」は、日光が大好きなので、一年を通して日当たりの良い場所で育てます。鉢植えにする場合は、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植え付けましょう。土の乾燥を嫌うので、土表面をバークチップの「コンテナガード」などで覆っておくと安心です。水やりは土の表面が乾いたらたっぷりです。夏場に乾燥させないように、注意しましょう。

 

「レンギョウ」は花後の剪定が大切です。毎年必ず、花が終わった直後に、花をつけなかった弱々しい枝や古い枝を、根元から切り取って下さい。5年に1回は全ての枝を、3分の1が残るくらいにバッサリと切ります。剪定後には、有機質たっぷりの「果樹・花木の肥料」を与えておくと、花後の疲れも一緒にとってくれますよ。

 

次回は、長い茎に甘味がある『茎ブロッコリー』をご紹介します。


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