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週刊ラジオトーク
2013.09.04

テーブルビート

今回は、真っ赤な根菜「テーブルビート」です。「赤だいこん」とも呼ばれますが、ダイコンやカブと同じアブラナ科の仲間ではなく、アカザ科の野菜です。日本ではあまり馴染みがありませんが、海外ではサラダやピクルス、ロシア料理のボルシチに使われる高級食材としても有名です。スーパーなどでは、あまり見かけませんが、家庭菜園ならヨーロッパで人気の、こんな野菜も育てられますよ。

 

赤い根の部分はビタミンが豊富で、ニンジンやスイートコーンよりも糖度が高く、最も甘い野菜の一つです。9月は、「テーブルビート」の種まきの時期です。テーブルビートの種はとても固く、発芽しにくいので、一昼夜水につけておいて下さい。発芽処理をされた種は、そのまままけばいいので、種袋の説明をしっかり確認しましょう。

 

ダイコンのように根が深くはる野菜ではないので、草花用のプランターでも可能です。「鉢底石」を底に敷き詰めて水はけを良くし、栄養たっぷりの「花ちゃん野菜の培養土」を入れます。酸性の土を嫌うので、新しい土を用意しましょう。10㎝間隔で、平行な線を2本引くように、1㎝の溝をつくります。そこに、2~3㎝の間隔で種を置いて、土をかぶせます。種が流れ出ないように、優しくたっぷり水やりをしましょう。

 

芽が出るまでは、土を乾かさないように、常に湿った状態になるように、こまめに水を与えましょう。2週間ほどで芽が出てきます。1つの種から数本の芽が出るので、元気な2本を残すようにして、他の芽を摘み取る「間引き」をします。この後、本葉が3~4枚になったら、2度目の間引きをして1本だけを残します。この段階から肥料やりを開始します。液体の「有機プラス100倍液肥」を2週間に1回の間隔で与え続けましょう。

 

そして、草丈が10cmほどになったら、今度は株と株の間が10cmは空くように、3度目の間引きをします。間引いたものは料理に使えます。収穫は、種まきから60~70日。赤い根の部分が、土から5~6㎝ほど顔を出していたら収穫できますよ。

 
次回は、秋を代表する花『リンドウ』です。


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