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週刊ラジオトーク
2016.03.23

土のリサイクル

今回は、「土のリサイクル」のお話です。暖かくなって、新しい花の苗を植え付けたり、植え替えたりと、つい、植物だけに目がいきがちですが、土は大丈夫ですか?この芽吹き始めの春、また、夏に向けてしっかりと花苗を生長させるために、土を良い状態にしておくことが大切なんですよ。

 

理想の土は、森の中のような土。森の中は、豊富な有機物と微生物、そして「腐植(ふしょく)」と呼ばれる物資が多く含まれています。「腐植」は、植物の葉や実、動物の死骸や排泄物に含まれる有機物が、長い年月をかけて、土の中の微生物によって分解・醗酵されることで作られます。「腐植」を含んだ土は、植物が健全に生長するための、最高の環境を作り出してくれるんです。

 

鉢植えの土や庭土など、限られた環境にある土は、排水性や通気性が悪くなったり、栄養不足になりがちです。逆に、不必要な肥料成分が残ってしまうこともあり、土の劣化が進んでいきます。そんな土をそのまま使っていると、ある程度の生長はしても、健全には育たないので、たくさんの花を楽しむことや、実をつけること、野菜なら甘く美味しく育てることができません。ですから、この時期に、古い土をリサイクルさせるのがおススメです。「土のリサイクル」は、本来、広いスペースに古い土を広げて、ゴミなどを取り除き、日光浴させて、腐葉土や堆肥などを混ぜるという作業を行います。

 

でも、ベランダなど限られたスペースででは、難しいですよね。手軽に土のリサイクルを行うには、土の改良材が便利です。「らくらく土の改良材」などを、土に混ぜたり、土の上にまけば、簡単に古い土をリサイクルできます。

 

また、肥料成分だけでなく、腐植を含んでいる肥料「花ちゃん肥料」を、普段の肥料に使えば、土壌改良効果も期待でき、「生きた土」を維持していくのに効果的です。この春からは、土にもこだわって、まずは、古い土をリサイクルすることから始めてみてはいかがでしょうか。腐植を含むような「生きた土」なら、植物が丈夫に育ちますよ。

 

来週は、春の寄せ植えに人気の植物「リナリア」のご紹介です。お楽しみに。


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