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週刊ラジオトーク
2015.06.03

アスチルベ

今回は、初夏に咲く可憐な花「アスチルベ」のご紹介です。音だけ聞くと、「明日散るべ」。一日だけ咲いて翌日には散ってしまうのか…と思ってしまいそうですが、毎年、花を咲かせてくれる宿根草(しゅっこんそう)です。「アスチルベ」はギリシャ語で「輝いていない」という意味。一輪だけを見ると、あわ粒のように小さいのでそんな名前がついたようですが、房状にビッシリ花が咲くと見応えがあり、和洋どちらにも合うので人気があります。

 

5月から夏にかけて、次々と花を楽しむことができます。冬には地上部が枯れてしまいますが、寒さに強く、春に新芽が出て、毎年花を咲かせます。草丈は20~30センチの物が多いのですが、90センチほどになる大型の品種もあります。花色は白、クリーム色、ピンク、赤、赤紫色などです。深紅の軸にピンクの花のグラデーションが美しい「ルックアットミー」は、ボシューム感たっぷりの花をつけてくれます。葉が銅色の「チョコレートショーグン」や、秋に赤く色づく「カラーフラッシュ」はカラーリーフとして人気があります。欧米で人気な白花の「ワシントン」は、草丈が60~80センチになるので、存在感たっぷりです。

 
苗を購入する時は、下のほうの葉が黄色くなっていない、株ががっしりとして葉の色艶が良いものを選びましょう。大型品種になると、2年目から花をつけるタイプもあるので、すぐに花を楽しみたい場合は、花付きを選ぶようにしましょう。夏に涼しい場所がよいのですが、日当たりが悪いと花色が悪くなるので、木陰などの風通しのよい場所がおススメです。鉢植えにする場合は、底にゴロ石の「鉢底石」を入れて、栄養たっぷりの「花ちゃん培養土」で植えつけましょう。

 

土が乾燥するとすぐに弱ってしまうので、土の表面が乾いてきたらたっぷり水を与えて下さい。色が鈍くなって、しおれてきた花は、穂ごとこまめに切り取りましょう。雨の日も元気に咲き、雨上がりの美しさも格別なので、梅雨時も可憐な花を楽しむことが出来ますよ。

 

来週は、緑のカーテンにもお勧め「ツンべルギア」をご紹介します。お楽しみに。

 


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