今年の冬至は22日。
冬至は一年の内で昼の時間が一番短い時であり、この日は太陽の力が一番弱まる日と考えられていました。
但し、この日を境に再び日が長くなりその力は甦ってくるので、冬至の事を陰が極まり再び陽に還る日という意味で
「一陽来復(いちようらいふく)」と言い、例え悪い事が続いていたとしても冬至を境に運が上昇するとされていました。
と言う事で、運を呼び込む前に体を清め禊をする意味で、強い香りのする植物で邪気を祓うと言う風習が出来たようで、
端午の節句には菖蒲、冬至には
柚子です♪
冬至には南瓜と柚子湯です。
柚子の強い香りで邪気を祓い運を呼び寄せると共に、柚子湯に浸かると一年間は風邪をひかないと言われています。
柚子には血行促進効果があり、冷えを和らげ、体を温めて風邪を予防する働きがあり、
果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果、香りによるリラックス効果等々、薬草としても大変重宝する果実です。
薬効も良いけれど、調べていたらこんなんがありまして・・・
冬至→湯治
柚子→融通
「冬至」に「柚子」で「湯治」して、体の調子が良ければ何事にも「融通」が利く・・・
なんて語呂合わせから柚子が使われるようになったと言う説もあるそうです(笑
これ、冬至に柚子が使われるようになったのは江戸時代の銭湯からだと言う事なので、江戸っ子が語呂合わせで「粋」がって湯に浸かっていたんですかね(笑
あと最近の研究によりますと、柚子湯に浸かった場合はさら湯に浸かった場合より、体内のノルアドレナリンの濃度が4倍以上になることが判明しているそうです。
ノルアドレナリンはやる気のホルモンとも言われていて、ノルアドレナリンのバランス良い分泌はストレス耐性を作り、集中力、判断力を生み出すと言われています。
逆にノルアドレナリンの減少は、集中力と判断力が低下し、常にイライラして怒りっぽくなる・・・とか。
あらら・・・師走の大詰め、柚子湯は忙しい方に特に良いのではないでしょうか?
と言う事で、柚子のリラックス効果によりストレスを緩和し、更にやる気ホルモンも分泌。
成程、リラックスして気持ちにも余裕が生まれれば、柚子に融通を引掛けたのも頷けます(笑
あと、柚子湯に入りながら「一陽来復」と唱えると運が更に上がるそうです。
さて年末も忙しい時期ですが、皆さんも柚子湯に浸かってリラックスしてみては如何でしょうか?
GD部スタッフ:Y
関連コンテンツ
こんにちは♪ 本日、個人のお客様宅で植栽工事に使用する植物が届きましたッ!! ハーブの種類のひとつその名も『タイム』です。 スーパーで調味料として、乾燥したタイ …続きを見る
今回は、秋の七草の一つですが、秋の七草は、萩(はぎ)・尾花(すすき)・葛(くず)・なでしこ・おみなえし・ふじばかま・桔梗の七つです。今回は、その中の「ナデシコ」 …続きを見る
今回は、9月が植え時の「ニンニク」です。「ニンニク」は、疲労回復効果が期待できるスタミナ野菜として知られていますが、育て方はとても簡単で、チューリップの球根のよ …続きを見る
今回は、この時期に行っていただきたい「バラのお手入れ」の仕方をご紹介します。猛暑続きの今年の夏は、植物にとっても過酷な環境。この暑さに耐えかねて、葉を落としてし …続きを見る
今回は、料理にもよく使われるハーブ「タイム」です。爽やかな香りとほろ苦い味のタイムは、魚や肉料理、お茶やお菓子などの風味づけに利用されますが、お庭でもカラーリー …続きを見る