先日会社の皆を引き連れて伊吹山へ行ってきました。
野草の宝庫、薬草の宝庫、固有種の宝庫・・・と、単に登るだけではなく、植物好きにとっては何かと探究心をくすぐられる山なのです。
とは言え、ほぼ頂上まで車で行けるので、ガチで登る気が無ければ植物目当てで何時も頂上直行してしまいますが(笑
当日は雨は降らずとも生憎の曇天。
晴れていればクリアに下界を眺められるのですが、案外麓の景色は見られました。
本当はニリンソウの群落を見たかったのですが、生憎今年は少し早いようで、既にニリンソウは終わり、丁度次の見頃を迎える植物たちとの合間にはまってしまったらしく、花には余り恵まれず・・・
ちょっと残念でしたが、当日写真に収めたお花達を・・・
左から「グンナイフウロ」「イブキシモツケ」「オドリコソウ」
イブキシモツケの裏に見えるのが「ウマノアシガタ」
「コバノミミナグサ」と花の終わった「イブキジャコウソウ」
山頂に咲いてたこの花は「ノビネチドリ」
伊吹山では自生していたのか・・・ちょっと?ですが・・・。
他は「クサタチバナ」「ヒメレンゲ」などなど。
ニリンソウの他のお目当ての「エンレイソウ」や「サンカヨウ」は残念ながら花は終わっていました。
伊吹山を下ってからは、中山道61番目の宿場町「醒ヶ井宿」へ・・・
ここは倭建命が東方遠征の帰りに、伊吹山の荒神を討伐する際に負った怪我を癒した、「居醒水」と言われている伊吹山からの伏流水が湧き出して出来た清水の流れる宿場町です。
中山道の宿場町と言えば「馬篭宿」や「妻籠宿」等の山間部の宿場町が有名ですが、ここは山間部の宿場町とはまた違った趣のある小ぢんまりとした宿場町です。
加えて冷涼で綺麗な清水でしか生育できない「バイカモ」の自生地としても有名です。
他の宿場町とは規模も全然小さいのですが、夏場はバイカモが水面に咲きほこり、歩いていて気持ちのいい宿場町なのです。
そんなこんなで、伊吹山界隈は名古屋からも一時間程で行く事が出来、山も花も街並みも、歴史も気楽に堪能できるお勧めスポットなのです。
伊吹山もこれからが夏場の花盛りのシーズンになります。
既に梅雨入りしましたが、避暑も兼ねて一度訪ねてみては如何でしょうか。
GDスタッフ:Y
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