第16回国営越後丘陵公園「国際香りのばら新品種コンクール」結果発表
金賞/国土交通大臣賞 受賞
【ル・タン・デ・スリーズ】
作出者:Georges Delbaed(フランス)
4つに区分された応募対象品種毎に、金賞・銀賞・銅賞が授与、
特別賞として金賞を受賞した品種のうち最高得点を得た品種に
「国土交通大臣賞」が授与されます。
今期は海外・国内から59品種がエントリー。
デルバールは、ル・タン・デ・スリーズは【S(シュラブ)系】部門にエントリー。
金賞/国土交通大臣賞 受賞 【ル・タン・デ・スリーズ】
審査委員長より:岐阜県立国際園芸アカデミー客員教授 上田善弘様
本年は。冬の積雪が多く雪解けが遅れましたが、順調に生育し春の花付きはよい状態でした。
夏の高温と乾燥による秋の開花への影響が多少ありましたが、審査には支障はありませんでした。このような状況下で育ったバラについて、
ル・タン・デスリーズは、目の覚めるようなワインレッド色で、
カップからロゼット咲きになり、樹勢の強い品種でした。
審査副委員長より:パヒューマー市川祐司様
シュラブ部門の金賞と総合最高得点の国土交通大臣賞を受賞した、ル・タン・デ・スリーズの香りはダマスク・モダン系で「透明感のあるライチの香りに柔らかなティーの香りと蜂蜜様の甘さが調和した深みのあるダマスク系の香り」です。
品種紹介
とても印象的な深みのある赤紫色の中大輪花。花弁がやさしく波打つロゼット咲き。数輪から5輪程度の房咲きになる。春一番の花は深い赤紫、二番花から夏の花は赤みが強くなり、秋の花は黒みの強い赤に。ローズとフルーツの香り。強香種のわりに花持ちがよく、雨などによる傷みも少ない。四季咲き性の中型シュラブ。枝は細めだがしっかりしていて樹形はきれいに整う。強めの剪定で鉢植えで自立シュラブとして仕立てることもできる。庭植えや大きめの鉢植えでは背丈ほどのシュートが伸びることもあるので、小さめのつる仕立ても可能。耐病性が強く育てやすい。名はフランスのシャンソンの名曲「さくらんぼの実る頃」から。
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