青々とした芝を維持するために
一気に短く刈ると弱ってしまうので、こまめに刈ることが大切です。目安としては、約5㎝伸びたら1~2㎝の高さまで刈るくらい。頻度としては、3~10月なら、大体月2回程度になると思います。生育旺盛な夏は回数を増やします。敷石や花壇と接するエッジ部分や、小さいスペースには、ガーデン用の電動バリカンや芝刈りバサミを使うときれいに刈り取れます。刈り取った葉を放置すると、蒸れて病気や害虫の原因になるので、竹ボウキや熊手などで掃いてできるだけ取り除きます。また、雑草を放っておくと、芝は雑草に負けてしまいます。雑草は小さなうちにこまめに取り除きましょう。
こまめに芝刈りをしていれば、病気になることはほとんどありません。もしも芝が茶色くなってしまった場合は、日光を遮る木はないか?水はけは悪くないか?など、環境をチェックし改善することが大切。また、年月が経って密集した芝や、人がよく通る部分でも、茶色くなることがあります。これは、根が張り過ぎて根詰まりを起こしていたり、地面が踏み固められて、根が生長できなくなったことが原因です。園芸用のフォークや専用穴あけ器(ローンスパイク)で、シバに穴を開け、新しい土を入れます。こうすることで、土中に酸素が入って根の環境をリフレッシュ。新しい根が出やすくなり、根詰まりを防ぎます。地面に凹凸ができてしまっている場合は、へこみに水が溜まって根腐れの原因になるので、目土を補充して平らにします。万が一、広い面積が一度に枯れてしまったら、ネキリムシの可能性が!適用のある薬剤を散布して、芝を張り直しましょう。
『青い芝をつくる肥料』
有機質を多く含み、ゆっくりとした効き目。土壌改良効果のある腐植酸を配合。